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「雪の回廊」とトンネルの先は・・・その3 [自転車ツーリング]

【その2からの続き】
 
一晩明けた4月30日、長野市内のホテルで目が覚めると、外はすっきりとした青空。今日も絶好のサイクリング日和のようです^^。
戸隠・白馬は4年前にも来たことがありますが、晴れていれば雪をかぶった北アルプスや戸隠連峰の絶景を眺めながら走ることができます。特に鬼無里から白馬へ向かう途中にある通称「嶺方峠」は、トンネルを抜けると北アルプスの雪壁が眼前に広がる、サイクリストの定番ルートでもあります。

まずは長野のシンボル、善光寺へ。「牛に引かれて善光寺参り」とは言いますが、僕の場合は「自転車を押して善光寺参り」でしょうか。いや、まともに表参道から行ってしまったので、観光客が多くて。。。朝ゆっくり出発してしまったこともありますが、善光寺を出た時には11時ちょっと前になってました^^;
 

【観光客いっぱいの善光寺】
 
 
 
善光寺参りのあとは、浅川ループライン、戸隠バードラインを通って戸隠高原へ向かいます。浅川ループラインは、その名の通り大きなループ橋を2つ通って一気に標高1,000m超の戸隠高原まで登る道路。途中に「スパイラル」というボブスレーのコースがあったので、ここもオリンピックの時に整備された道路みたいですね。
 

【二重ループの「真光寺ループ橋」】
 
 
 
飯綱高原まで登ると、ループラインはバードラインと合流。森の中を進む途中、木々の間から雪をかぶった山々が見え隠れします。新緑の季節だったら、もっと気持ちよかったかも。
 

【バードラインと戸隠の山々】
 
 
 

飯綱高原から軽く下り、戸隠宝光社の横を抜けたあと、標高1,050mの大望峠まで約200mの登り返しになります。普段ならこれくらい大したこと無いのに、前日の渋峠とさっきのループラインの登りが効いているのか、脚が進まず・・・13時45分頃、なんとか大望峠に到着。ここでは「大望」の名の通り雪をかぶった北アルプスのほか、岩がゴツゴツした戸隠連峰も見渡すことができます。
 

【大望峠から見る戸隠連峰】
 
 
 
大望峠から下ると、そこは鬼無里(きなさ)の集落。川のそばを元気に泳ぐ鯉のぼりのそばでは、桜が満開になっていました。この辺りで標高800mくらいですが、東京よりも一月くらい桜が咲くのが遅いみたいですね。・・・さて、桜餅と柏餅、どっちを食べようか?(笑)
 

【鯉のぼりと満開の桜】
 
 
 
さらに下ったところで、旧鬼無里村役場(現長野市分局)近くのお蕎麦屋さんで遅い昼食をとったあと、国道406号鬼無里街道を白馬方面へと登っていきます。
国道といっても裾花川沿いの1~2車線の素朴な道で、標高1,100mの「嶺方峠」までゆっくりと登っていきます。


【素朴な鬼無里街道】
 
 
 
そして、峠の白沢トンネル(通称嶺方峠)を抜けると・・・目の前にどーんと北アルプスの雪壁が。ただ、少~し曇っていたのと、夕方の西日で逆光になってしまったのとで、残念ながらちょっと霞んでいました。もっと鮮やかな北アルプスを見たければ、晴れた日の午前中に行くと良いと思います。。。
 

【ちょっと霞んで残念な嶺方峠】
 
 
 
嶺方峠から一気に下ると、約10kmほどで白馬駅に着きます。ここで自転車を輪行し、今回の2日間に渡ったツーリングは終了。普通電車と特急、長野新幹線を乗り継いで東京へと向かいます。。。
 

【かわいい建物の白馬駅】
 
 
 
電車に乗り込んでウトウトしていると、途中の駅でプジョーのマウンテンバイクをそのまま持った若い女性が乗り込んできました。何でも、先の駅まで走るつもりがパンクしてしまったので、駅員さんにお願いして載せてもらったんだとか。駅に着いてから、車で待ち合わせた友人と自転車屋さんを探す、とは言っていましたが、降りた駅が同じ駅で、僕も次の電車の乗り換えまで20分以上時間があったので、パンク修理を申し出ちゃいました。・・・電車のホームでパンク修理をしたのは初めてです^^;。

その後、長野新幹線の軽井沢駅で碓氷峠名物「峠の釜めし」で夕食。こんなことができるのも、輪行ならでは^^。
 

【碓氷峠名物「峠の釜めし」】
 
 
 
で、22時30分頃、ようやく上野駅に到着。結局、この2日間で走行距離184.4km、累積標高4,258m、平均速度169.km/h、最高速度64.4km/h。ブルベ600kmに比べればずいぶんと距離も短いけれど、天気と景色に恵まれて最高のGWツーリングとなりました^^。


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鉄下駄

善光寺は鉄道旅行では行ったことがあるのですが、自転車で行くには
長野はちょっと遠いかな・・・というのが正直なところです。

今年は数をこなそうという計画で、その分なかなか遠征は難しいと思い
ますので、うかGさんのレポートも後々の参考にさせていただきます。

コイノボリの写真は風の具合で写りがぜんぜん変わってしまうので、私
も同じ場所でムキになって何枚も撮ったりすることがあるのですが、よく
撮れていて何気に感心いたしました。
by 鉄下駄 (2007-05-06 19:59) 

うかG

鉄下駄さん、こんばんは。nice!ありがとうございます^^。

行きと帰りを輪行にすると、自転車でもずいぶんと行ける範囲が広がるのですが・・・その分走る時間も列車の時間に縛られてしまうので、ちょっと考えどころですね。

ちなみに、今回2日間で174枚もの写真を撮りました。鯉のぼりの写真も、何枚も取り直したうちの1枚です(笑)。
by うかG (2007-05-07 00:54) 

鉄下駄

そういえば、うかGさんの記事を見ていいなと思ったキャットアイの
ライト、結局阿佐ヶ谷のフレンド商会で安売りしていたEL510を
かって前回のツーリングに持って行きました。

やっぱりWライトだと安心感がちがうので、これなら本格的なツー
リングも気楽にできるよな~なんてのが正直な印象です。

輪行袋も常時携帯すれば行動半径もずっと広がってくるかと思う
ので、おいおいは往復輪行をうまく使って半径150km圏内は
くまなく回れるかな、なんて思っています。
by 鉄下駄 (2007-05-09 21:56) 

うかG

実際のところ、EL510とEL520は、明るさはそれほど変わらなかったので、安かったのならEL510を購入されたのは正解かなと思います。

あと、輪行の良いところは、「走って楽しいところ」だけを切り取って走れることですね。それに、疲れても帰りは電車で座って帰ってこれるし^^。

いま、往復輪行で会津方面を走るルートを検討中です^^。
by うかG (2007-05-12 01:16) 

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