秋の志賀草津道路ツーリング・・・その2 [自転車ツーリング]
最高標高の碑から2~3分ほど下ると、「渋峠」に到着。ここで2,172mの標高がありますが、さらに100mほど登った横手山の山頂には、「雲の上のパン屋さん」があります。積雪期とは違ってリフトにはスキーを履いて無くても乗れますが・・・1人で2人掛けのリフトに乗るのも寂しいのでやめときました(^^;
で、ヒュッテで軽く食事をとろうしたら、もう食事コーナーは終了とのこと。まだ14時半なのに・・・。軽く一休みしてヒュッテを出ると、峠の碑の前に10人ほどのサイクリスト達が楽しそうに談笑していました。せっかくなのでちょっと話しかけてみると、僕とは反対の長野側から峠を越えてきたんだと教えてくれました。しばらく記念撮影してから行くとのことで、大人数のツーリングも楽しそうでした^^。
さて、僕はどうしようかな・・・とちょっと考えましたが、このまま長野の湯田中温泉側に下りていくルートは何度か通っているので、今回は少し群馬側に戻って戻って万座峠経由で須坂方面に下りていくことにしました。
【一番高い国道292号「渋峠(2,172m)」】
群馬側に少し登り返してさっきの「国道最高標高」の碑に着くと、さっきの霧が晴れて青空が見えてました。しばらく走っていると霧はどんどん晴れて、きれいなナナカマドの紅葉が。いや、山の天気は変わりやすいとはいうけれど・・・。
【さっきの最高標高の碑も、霧が晴れて青空が・・・】
【霧が晴れて・・・ナナカマドの紅葉】
山田峠を過ぎて、万座方面への分岐に到着。今度はここを西方面に下り、万座温泉へ。殺生河原みたいな硫黄の臭いが立ちこめ、川からも湯気が出ていて、いかにも温泉地!といった感じです。確かここって、濁り湯の温泉だったはず。ちょっとぐらい温泉につかっていきたい気もするけど・・・まだ先は長いので先に進みます。今度来る時は泊まりで来ようかなと。
【万座方面への分岐】
【先に見えるは・・・万座温泉】
万座温泉から100mほど登り返して「万座峠」に到着・・・って、お地蔵さんがいるだけで峠の碑も何もありません。でもまあ、今年初の「初めて来た峠」なので、やっぱり記念撮影^^。
このまま真っ直ぐいっても須坂経由で長野まで行けるのですが、この峠の奥には「山田入林道」という林道があります。景色はいいけど崩落が激しいので通行止めになることもあるらしいのですが、見たところ特に通行禁止とかの標識も出てないので、こちらの林道経由で行くことに。
・・・このときは、この先どんな道が待ち受けているか知りませんでしたが。。。
【何もないけど・・・万座峠(1830m)と「山田入林道」の入口】
走り始めると、いきなりのダート。しかも、下るうちにだんだんと大きな石がゴロゴロと・・・。今日乗ってるMTBは、前後エアサス付きとはいっても、タイヤはロードバイク用のミシュランPRO2レース700×25C。ちょっとダートを走る装備じゃ無いのですが・・・エアサスのプロペダルのロックを外すと、思いのほかラクに走れて・・・。これは三重の「多度峡」での練習の成果かな?なーんて考えながら快調に下っていると、「ガツンッ」とイヤな音がして後輪が止まってしまいました。
おそるおそる見ると、後輪には太い枝・・・じゃなくて赤茶けた針金(というか鋼線)が絡まってました。岩や枝ならまだわかるけど、何でこんなぶっとい針金が?幸い、後輪にはダメージはなかったみたいなので、そのまま下っていきました。。。
【いきなりのダート!】
【何で?こんなに太い針金が・・・】
針金を外してからゆっくり下っていくと・・・だんだんと現実離れした風景が。辺り一帯が赤茶けた火山岩でできているからか、まるで火星にでも来ているみたいで^^;おまけに、ガードレールなんてほとんどありません。落ちたら危険!というか、もう見つけてもらえそうにないといった感じで・・・。全長8kmほどの林道ですが、たっぷりとワイルドなダウンヒルを楽しめました。・・・いや、どっちかと言うと怖かったけど。。。(汗)
【ここは火星!?】
【激しい崩落!】
【ワイルドな風景!・・・崖の下は見ない方がいいかも^^;】
結局、この8kmのダウンヒルに1時間もかかり、林道終点の七味温泉に到着。やっと着いたか・・・と自転車を押して行くと、一般道との合流地点の手前に反対向きの標識が。振り返って見てみると・・・「この先 全線落石注意」!えっ、そんなの上の林道入口には書いてなかったぞ?って、さらに進んで林道入口を見ると、「この先全面通行止め」「当分の間通行止め」の標識が。
・・・「通行止め」のところを走ってしまったという罪悪感と、「先に言ってよ~!」というちょっとした怒りが入り交じって・・・一気に力が抜けました。。。orz
【谷底も近づいて、ダートももうすぐ終わり】
【「全線落石注意」?】
【「全面通行止め」!?】
この先、七味温泉や山田温泉といった温泉街が立ち並んでいて、このまま泊まっちゃおうかな~という誘惑に駆られますが、ここはまだ最寄りの駅から10km以上。明日の天気は雨模様らしいし、陽は暮れてきてるし、今までの僕の運勢の傾向からして、ここで温泉に入ると雨に降られることが多いし・・・ということで、今回は泣く泣く通過。次はもっと天気が良い連休に来ます。。。
【情緒いっぱいの山田温泉】
結局、そのまま須坂市街を突っ切って長野駅に19時過ぎに到着。自転車を輪行袋に詰め込んで、長野新幹線で帰途につきました。。。
今回の走行距離は118.7km、累積標高は2,218m。前半はさわやかな紅葉ツーリングでしたが、後半は・・・とんだアドベンチャーになってしまいました(^^;
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