春の磐梯吾妻は雪と霧!【その2】 [自転車ツーリング]
【その1からの続き】
「雪の回廊」が続く頂上付近を抜けると、スカイラインは軽い下りにさしかかります。すると、少しずつ霧が晴れて・・・視界がはっきりとしてきました。地形上は「雪の回廊」ができるあたりが峠になっていて、どうやら霧はここから南側を中心に発生していたみたいです。
「てっぺんの『浄土平』より向こうでは晴れている」と言っていた、料金所のおじさんの言葉の通りで・・・途中で引き返さずに登ってきた甲斐がありました(^^)。
【霧が晴れてきた「浄土平」(標高1,600mくらい)】
もう少し走って「浄土平」までたどり着くと、霧が晴れたどころか、いつの間にか太陽と青空が。山の天気は変わりやすいとは言うけれど・・・もうちょっと早く、頂上の「雪の回廊」でこんな天気になってくれれば良かったのに
せっかくなので、このあたりの雪の壁で色々と写真を撮ったりしてみますが、これまたいつの間にか吹いてきた冷たい風で寒くなってきて・・・このあたりの気温は5~6度くらいはあったと思うのですが、体感気温は0度くらい。浄土平には有料の駐車場があって、ここから吾妻小富士に登る散策ルートなどもありますが、今日はちょいと寒いので、先に進むことにします。。。
【いつの間にか霧も晴れたので・・・雪壁をバックに。】
【今度は反対向きに・・・上にかかってる雲が、今抜けてきた霧の帯なのかな?】
道路の左手に広がる「浄土平」は山にはさまれた湿地帯になっていて、緑の季節には様々な高山植物が楽しめるのですが・・・さすがに今は雪の下。これはこれで良い眺めではありますが・・・。右手にそびえ立つ「吾妻小富士」は青空をバックに、白い雪を軽くかぶった山頂がくっきり鮮やか。頂上から見下ろす風景も良さそうだけど、下から見上げる姿もなかなか^^。
【道路左の「浄土平」は・・・雪の下。】
【「吾妻小富士」は、青空バックに堂々と・・・。】
もう少し進んで浄土平の北にでると、景色は一変。雪さえなければ、ここは火星かグランドキャニオンか?という風景が広がっています。写真で見たことはあったけれど、目の前にすると僕のデジカメでは納めきれないくらい。このあたりは「志賀草津道路」の「殺生河原」と同じく火山性の有毒ガスが噴出していて、植物が育たないのでこういう荒涼とした風景になっているのだそうで。温泉特有のツーンとした臭いは殺生河原ほどではないですが、やはり「駐停車禁止」だしフルオープンの自転車は特に危ないので、先に進みます・・・。
【浄土平の北側には荒涼とした平原が・・・。】
【風景は大パノラマ!・・・う~ん、広角レンズのカメラが欲しい。。。(^^;】
【荒涼とした平原にのびる直線道路・・・まるでアメリカみたい?雪積もってるけど。】
【やっぱり・・・危険なので駐停車禁止!】
浄土平を抜けると、スカイラインは福島盆地を見下ろすワインディングに。雲が目の高さ・・・というか目線よりも下に見えますね。ここからは道路も下りなので、最高の景色を眺めながら一気にスカイラインを駆け下りていきます・・・。
【ここからは・・・福島盆地を見下ろすワインディングロード^^】
【目の前には急カーブ!】
【スカイラインから福島盆地を見下ろして。。。】
浄土平から15kmちょっと、標高差約1,000mを一気に駆け下りると、磐梯吾妻スカイラインの終点。料金所のゲートをくぐると、道沿いに「高湯温泉」の温泉宿が続きます。この温泉の特徴は白濁した「濁り湯」で、湯量も豊富。僕の今回のお目当ては、その中でも老舗の「玉子湯」の日帰り入浴だったけれど・・・この日は(高湯側は)好天でお客さんも多かったせいか日帰り入浴は早々終了。14時まで、と聞いていたので急いで13時過ぎに下ってきたのに・・・ちょっと残念。それではと、少し戻って共同浴場の「あったか湯」に入ることにします。
ここはいわゆる共同浴場なので入浴料は大人250円と格安!シャンプーや石けんの設置がないのは残念だけど、濁り湯の温泉は加水・加温・循環無しの完全な「掛け流し」の本物の天然温泉。造りは質素で湯船も小さく、男女別の露天風呂のみというなかなかワイルドな温泉ですが、この日は天気も良かったので、青空の下真っ白な濁り湯の温泉で・・・もう最高のシチュエーションでした^^。
それにしても・・・「濁り湯」といえば庶民の僕はバスク○ンの「登別カルルス」しか知らなかったので・・・お湯からものすごく硫黄の臭いがするのにちょいとビックリ。てっきりフルーティーな香りがするものかと・・・って、そりゃ人工香料の香りだったんですな。湯船の注意書きを見ると、「硫化水素ガスが発生するので、お湯の流入口付近は危険」みたいなことが書いてあります。そういえば、この臭いは草木育たぬ浄土平北側平原で噴出していた火山ガスの危険な臭いと同じ・・・う~ん、さすが天然温泉。格安でこの泉質!なので、お客さんもいっぱいでした。
【混じりっけなしの天然温泉!】
【共同浴場「あったか湯」はお客さんでいっぱい】
1時間ほど「あったか湯」でゆっくりして、あとはそのまま県道70号線を真っ直ぐ下っていくと・・・15時過ぎに福島駅に到着。ちょっと早いけど、今日のツーリングはここで終了。帰りは在来線で・・・とも思ったけど、調べたら4時間半もかかってしまうので、ちょっと贅沢だけどまた新幹線で。MTBを輪行袋に詰め込んで、大宮まで新幹線やまびこ号、そこからは朝と同じく東武野田線・伊勢崎線経由で18時頃には自宅前の草加駅に着きました。遠くまで行った割には・・・こんなに早く帰って来たのって初めてかも。ただ、登りと濃霧で疲れたのか、家に帰ったらバタンキューでしたが・・・。
この日の走行距離は約74km、総上昇高度は2,210mでした。今回は「雪の回廊」目当てで行きましたが、この「磐梯吾妻スカイライン」は緑や紅葉の季節だとまた違った素晴らしい景色が見られそうなので・・・何度も来てみたいですね(^^)v。
↓今回のルートはこちら
「雪の回廊」が続く頂上付近を抜けると、スカイラインは軽い下りにさしかかります。すると、少しずつ霧が晴れて・・・視界がはっきりとしてきました。地形上は「雪の回廊」ができるあたりが峠になっていて、どうやら霧はここから南側を中心に発生していたみたいです。
「てっぺんの『浄土平』より向こうでは晴れている」と言っていた、料金所のおじさんの言葉の通りで・・・途中で引き返さずに登ってきた甲斐がありました(^^)。
【霧が晴れてきた「浄土平」(標高1,600mくらい)】
もう少し走って「浄土平」までたどり着くと、霧が晴れたどころか、いつの間にか太陽と青空が。山の天気は変わりやすいとは言うけれど・・・もうちょっと早く、頂上の「雪の回廊」でこんな天気になってくれれば良かったのに
せっかくなので、このあたりの雪の壁で色々と写真を撮ったりしてみますが、これまたいつの間にか吹いてきた冷たい風で寒くなってきて・・・このあたりの気温は5~6度くらいはあったと思うのですが、体感気温は0度くらい。浄土平には有料の駐車場があって、ここから吾妻小富士に登る散策ルートなどもありますが、今日はちょいと寒いので、先に進むことにします。。。
【いつの間にか霧も晴れたので・・・雪壁をバックに。】
【今度は反対向きに・・・上にかかってる雲が、今抜けてきた霧の帯なのかな?】
道路の左手に広がる「浄土平」は山にはさまれた湿地帯になっていて、緑の季節には様々な高山植物が楽しめるのですが・・・さすがに今は雪の下。これはこれで良い眺めではありますが・・・。右手にそびえ立つ「吾妻小富士」は青空をバックに、白い雪を軽くかぶった山頂がくっきり鮮やか。頂上から見下ろす風景も良さそうだけど、下から見上げる姿もなかなか^^。
【道路左の「浄土平」は・・・雪の下。】
【「吾妻小富士」は、青空バックに堂々と・・・。】
もう少し進んで浄土平の北にでると、景色は一変。雪さえなければ、ここは火星かグランドキャニオンか?という風景が広がっています。写真で見たことはあったけれど、目の前にすると僕のデジカメでは納めきれないくらい。このあたりは「志賀草津道路」の「殺生河原」と同じく火山性の有毒ガスが噴出していて、植物が育たないのでこういう荒涼とした風景になっているのだそうで。温泉特有のツーンとした臭いは殺生河原ほどではないですが、やはり「駐停車禁止」だしフルオープンの自転車は特に危ないので、先に進みます・・・。
【浄土平の北側には荒涼とした平原が・・・。】
【風景は大パノラマ!・・・う~ん、広角レンズのカメラが欲しい。。。(^^;】
【荒涼とした平原にのびる直線道路・・・まるでアメリカみたい?雪積もってるけど。】
【やっぱり・・・危険なので駐停車禁止!】
浄土平を抜けると、スカイラインは福島盆地を見下ろすワインディングに。雲が目の高さ・・・というか目線よりも下に見えますね。ここからは道路も下りなので、最高の景色を眺めながら一気にスカイラインを駆け下りていきます・・・。
【ここからは・・・福島盆地を見下ろすワインディングロード^^】
【目の前には急カーブ!】
【スカイラインから福島盆地を見下ろして。。。】
浄土平から15kmちょっと、標高差約1,000mを一気に駆け下りると、磐梯吾妻スカイラインの終点。料金所のゲートをくぐると、道沿いに「高湯温泉」の温泉宿が続きます。この温泉の特徴は白濁した「濁り湯」で、湯量も豊富。僕の今回のお目当ては、その中でも老舗の「玉子湯」の日帰り入浴だったけれど・・・この日は(高湯側は)好天でお客さんも多かったせいか日帰り入浴は早々終了。14時まで、と聞いていたので急いで13時過ぎに下ってきたのに・・・ちょっと残念。それではと、少し戻って共同浴場の「あったか湯」に入ることにします。
ここはいわゆる共同浴場なので入浴料は大人250円と格安!シャンプーや石けんの設置がないのは残念だけど、濁り湯の温泉は加水・加温・循環無しの完全な「掛け流し」の本物の天然温泉。造りは質素で湯船も小さく、男女別の露天風呂のみというなかなかワイルドな温泉ですが、この日は天気も良かったので、青空の下真っ白な濁り湯の温泉で・・・もう最高のシチュエーションでした^^。
それにしても・・・「濁り湯」といえば庶民の僕はバスク○ンの「登別カルルス」しか知らなかったので・・・お湯からものすごく硫黄の臭いがするのにちょいとビックリ。てっきりフルーティーな香りがするものかと・・・って、そりゃ人工香料の香りだったんですな。湯船の注意書きを見ると、「硫化水素ガスが発生するので、お湯の流入口付近は危険」みたいなことが書いてあります。そういえば、この臭いは草木育たぬ浄土平北側平原で噴出していた火山ガスの危険な臭いと同じ・・・う~ん、さすが天然温泉。格安でこの泉質!なので、お客さんもいっぱいでした。
【混じりっけなしの天然温泉!】
【共同浴場「あったか湯」はお客さんでいっぱい】
1時間ほど「あったか湯」でゆっくりして、あとはそのまま県道70号線を真っ直ぐ下っていくと・・・15時過ぎに福島駅に到着。ちょっと早いけど、今日のツーリングはここで終了。帰りは在来線で・・・とも思ったけど、調べたら4時間半もかかってしまうので、ちょっと贅沢だけどまた新幹線で。MTBを輪行袋に詰め込んで、大宮まで新幹線やまびこ号、そこからは朝と同じく東武野田線・伊勢崎線経由で18時頃には自宅前の草加駅に着きました。遠くまで行った割には・・・こんなに早く帰って来たのって初めてかも。ただ、登りと濃霧で疲れたのか、家に帰ったらバタンキューでしたが・・・。
この日の走行距離は約74km、総上昇高度は2,210mでした。今回は「雪の回廊」目当てで行きましたが、この「磐梯吾妻スカイライン」は緑や紅葉の季節だとまた違った素晴らしい景色が見られそうなので・・・何度も来てみたいですね(^^)v。
↓今回のルートはこちら
こんばんは。
霧から一転して、天気が良くなってよかったですね♪
走行ルートに温泉があると、ついつい寄ってしまいますよね。
by としぴん (2008-04-15 22:38)
おおっ!すごい雪景色&雪壁ですね~。
火山性ガスがやばそうです…。
by Mitsurugi (2008-04-15 23:23)
としぴんさん、こんばんはです。
霧の中ではどうなることかと思いましたが・・・晴れて何よりでした。
>走行ルートに温泉があると、ついつい寄ってしまいますよね。
いえ、僕の場合、「走行ルートを温泉に寄せてしまう」んです(笑)。
by うかG (2008-04-15 23:58)
Mitsurugiさん、どもです。
>火山性ガスがやばそうです…。
写真撮る時は、一瞬止まって、撮ってすぐに走り出して・・・という感じでした。
でも、この臭いでゆで卵食べたくなっちゃった僕は・・・ただの食いしん坊なんでしょうか(爆)。
by うかG (2008-04-16 00:03)
良い景色を楽しませていただきました(^^)
「注意!火山性ガス」の看板はインパクトありますね、無事に帰ってこられてなによりです
でも温泉で危険っていうのははじめて聞きました(^^;
家の風呂に入れた「登別カルルス」が硫黄臭かったらキツイなぁ・・・(笑
by マーブル (2008-04-17 21:36)
マーブルさん、こんばんはです(^^)。
>「注意!火山性ガス」の看板
この看板に自転車を立てかけて記念撮影もしてみたかったのですが、さすがに止めておきました(^^;
でも、「臭えば臭うほど効果がありそうな温泉」というのは、「床が滑れば滑るほど美味しそうなラーメン」と同じで、入る前に臭いだけで期待しちゃうものかなと^^。
by うかG (2008-04-18 00:37)