西伊豆高原の残雪と、早咲きの河津桜と・・・【その1】 [自転車ツーリング]
1週間ほど経ってしまいましたが、2/21に行ってきた西伊豆スカイライン~天城峠~河津桜のツーリングレポートです。
その前の週に雪降り積もる日光に行ってきたばかりですが、今回は早咲きの「河津桜」を目当てに伊豆半島にツーリングに行ってきました。この「河津桜」は全国に広く植えられている「ソメイヨシノ」とは違う種類の桜で、本格的に春が訪れる少し前の2月から3月に、普通の桜よりも色の濃い薄紅色の花を咲かせます。
ここ数年、少し早い春を感じようと、天城峠越えでツーリングに行ってるのですが、今年はルートの前半に西伊豆スカイラインを走ってみることにしました。数日前に関東一帯に降った雪が気になるけど、天気が良ければ、富士山や駿河湾を臨む絶景が眺められる・・・はずです^^。
【西伊豆スカイラインの尾根筋ルート】
朝5時過ぎに自宅近くの駅でMTBを輪行、新幹線のこだま号を利用して静岡県の沼津駅に7時半過ぎに到着、駅前でMTBを組み立てて早速走り始めます。電車の車窓から見る天気は良かったけど、走り出してみると空には雲の影が大きくなってきて・・・今日は、青空は続かないかもしれませんね。
沼津駅から国道414号線に沿って南下、途中で右折して県道17号線に入り、さらに伊豆半島の海沿いを西に向かいます。マリンパークのある「淡島」の近くからは駿河湾の海越しに富士山が眺められるはずだけど・・・いつの間にか富士山も雲の中。せっかく景色の良いルートも、日本一の富士山が見えないと楽しさが半減しちゃいますね・・・(T_T)。
しばらく海沿いに走って、大瀬崎の手前で左折して県道127号線に。ここからは海沿いの平坦な道とはうって変わって、いよいよ峠越えルートです。
【「淡島」のそばから・・・今日は富士山も雲の中】
【海沿いの素朴な県道】
【ここからは登りの峠道】
峠までの登りは、平均勾配が9%に届こうかというなかなかの急坂続き。展望のきかない木立と蜜柑畑の中を、ひたすらに高度を上げていきます。登り始めてから40分ほど、標高約500mの「真城峠(さなぎとうげ)」に到着。右手が少し開けて見下ろせるけど、景色が良いと言うほどでもないかなと。一休みしたあと、峠の反対側に下っていきます・・・。
【木立の中の急峻な登り】
【景色もイマイチな「真城(さなぎ)峠」】
真城峠からは一度下って、戸田港から登ってくる県道18号線と合流してまた登りなおし。10%超勾配の急な坂が続きます。しばらく登って・・・標高が600mを越えたあたりから、道脇に白い残雪が増えてきました。さすがに伊豆では雪は無いだろうと思って、前回の日光に行った時のスパイクタイヤから700cロードタイヤに履き替えてきてるのですが・・・大丈夫かな(^^;
途中、「ごぜ展望地」から戸田港を見下ろして・・・そのまま登って標高770mの「戸田峠(霧香峠)」に10:40頃に到着。ここからは、いよいよ「西伊豆スカイライン」。「チェーン等滑り止め必要」の文字が気にはなりますが・・・「チェーン規制」や「通行止」ではないようなので、路面を気にしつつ先に進みます。。。
【登り返しで・・・11%勾配の急坂!】
【道脇に白い残雪が・・・】
【「ごぜ展望地」からの戸田港の眺め】
【景色の良い「戸田峠(霧香峠)」】
【西伊豆スカイラインは・・・「チェーン等滑り止め必要」】
西伊豆スカイラインは、伊豆西部の尾根沿いの観光道路。元有料道路だっただけに路面状態も良く、また背の高い木々があまりなくて、富士山をはじめとする美しい景色を眺めながら走ることができます。積雪や凍結が心配だったけど、しっかり除雪されてるので大丈夫。念のため、晴れた土曜日に雪が解けるのを待って日曜日に走りに来て正解だったみたいですね^^。
ただ、雲が多くて景色はちょっと残念。今日は富士山は見えないかな・・・と思ってたら、雲の隙間から富士山のてっぺんが一瞬顔を出してくれました。少しでも富士山の姿を眺められたので・・・今日はそれなりに満足かな?(^^)v。
【西伊豆スカイラインから、さっき通った駿河湾と淡島を見下ろして・・・】
【スカイラインからの戸田湾の眺め】
【雲の隙間から富士山の頭が・・・自転車の上あたりに見えるかな?】
スカイライン入り口の戸田峠からしばらく登って・・・達磨山の横、標高900mあたりからは下りに。今日の予定ではここが最高標高なので、雪や凍結は大丈夫そうですね。ただ、除雪されてない駐車場は完全に雪の下。前に見える天城の山々にも雪が見えるし、今日は天城峠の旧道はロードタイヤでは無理かもしれませんね・・・。
【スカイラインの下り】
【除雪されてない駐車場は雪の下!】
【目の前の天城の山にも雪が・・・】
さらに下って・・・「太平洋展望台」から土肥港の景色を見下ろしつつ、標高574mの「土肥峠(といとうげ)」に到着。ここは土肥港と伊豆の中央を結ぶ国道136号線の上を、西伊豆スカイラインが十字に交わる立体交差。西伊豆スカイラインはここで終点だけど、今日はこのまま南下して「西天城高原道路」を走ることにします。
【「太平洋展望台」からの土肥港の眺め】
【土肥峠の国道との立体交差】
「西天城高原道路」は、10年ほど前にできた比較的新しい道路で、西伊豆スカイラインからそのまま西天城高原の稜線上を南下していきます。西伊豆スカイラインと比べると木々が多く、走りながらの景色はそれほどでもないかも。ただ、新しいだけに路面もキレイで走りやすく、土肥峠まで来たならそのまま西天城高原道路まで走った方が気持ちよさそうです。
土肥峠からはまた登りになって、「棚場山トンネル」をくぐってまた下りに。そう言えば、トンネルの入り口に雪が積もってて、一瞬タイヤをとられてしまいました。やっぱりこういう時、トンネルやスノーシェッドの出入り口は要注意ですね(^^;
ところで、地図によると「棚場山トンネル」の南側は「南無妙峠」という峠らしいです・・・峠の碑らしきものはなかったけど。
【出入り口に雪が積もってた「棚場山トンネル」】
さらに行くと・・・道路沿いに「動物注意」の標識が。鹿が描かれてるのは定番として(別に「鹿が出ます」じゃないよ)、イノシシにリス、さらにはタヌキまで・・・ここまで来ると、これらの動物にお目にかかってみたいもんだなと。
【「鹿が出ます」じゃなくて「動物注意」】
【えーと、イノシシにリス?】
【えっ、タヌキも出るの?】
「棚場山トンネル」からしばらく走って・・・途中で湯ヶ島温泉方面に左折。曲がらずに真っ直ぐ行くと風早峠や仁科峠がありますが、そこまで行くと時間がかかりそうなので、ここから国道414号線方面に下ることにします。。。
【湯ヶ島方面への分岐】
【その2に続く】
その前の週に雪降り積もる日光に行ってきたばかりですが、今回は早咲きの「河津桜」を目当てに伊豆半島にツーリングに行ってきました。この「河津桜」は全国に広く植えられている「ソメイヨシノ」とは違う種類の桜で、本格的に春が訪れる少し前の2月から3月に、普通の桜よりも色の濃い薄紅色の花を咲かせます。
ここ数年、少し早い春を感じようと、天城峠越えでツーリングに行ってるのですが、今年はルートの前半に西伊豆スカイラインを走ってみることにしました。数日前に関東一帯に降った雪が気になるけど、天気が良ければ、富士山や駿河湾を臨む絶景が眺められる・・・はずです^^。
【西伊豆スカイラインの尾根筋ルート】
朝5時過ぎに自宅近くの駅でMTBを輪行、新幹線のこだま号を利用して静岡県の沼津駅に7時半過ぎに到着、駅前でMTBを組み立てて早速走り始めます。電車の車窓から見る天気は良かったけど、走り出してみると空には雲の影が大きくなってきて・・・今日は、青空は続かないかもしれませんね。
沼津駅から国道414号線に沿って南下、途中で右折して県道17号線に入り、さらに伊豆半島の海沿いを西に向かいます。マリンパークのある「淡島」の近くからは駿河湾の海越しに富士山が眺められるはずだけど・・・いつの間にか富士山も雲の中。せっかく景色の良いルートも、日本一の富士山が見えないと楽しさが半減しちゃいますね・・・(T_T)。
しばらく海沿いに走って、大瀬崎の手前で左折して県道127号線に。ここからは海沿いの平坦な道とはうって変わって、いよいよ峠越えルートです。
【「淡島」のそばから・・・今日は富士山も雲の中】
【海沿いの素朴な県道】
【ここからは登りの峠道】
峠までの登りは、平均勾配が9%に届こうかというなかなかの急坂続き。展望のきかない木立と蜜柑畑の中を、ひたすらに高度を上げていきます。登り始めてから40分ほど、標高約500mの「真城峠(さなぎとうげ)」に到着。右手が少し開けて見下ろせるけど、景色が良いと言うほどでもないかなと。一休みしたあと、峠の反対側に下っていきます・・・。
【木立の中の急峻な登り】
【景色もイマイチな「真城(さなぎ)峠」】
真城峠からは一度下って、戸田港から登ってくる県道18号線と合流してまた登りなおし。10%超勾配の急な坂が続きます。しばらく登って・・・標高が600mを越えたあたりから、道脇に白い残雪が増えてきました。さすがに伊豆では雪は無いだろうと思って、前回の日光に行った時のスパイクタイヤから700cロードタイヤに履き替えてきてるのですが・・・大丈夫かな(^^;
途中、「ごぜ展望地」から戸田港を見下ろして・・・そのまま登って標高770mの「戸田峠(霧香峠)」に10:40頃に到着。ここからは、いよいよ「西伊豆スカイライン」。「チェーン等滑り止め必要」の文字が気にはなりますが・・・「チェーン規制」や「通行止」ではないようなので、路面を気にしつつ先に進みます。。。
【登り返しで・・・11%勾配の急坂!】
【道脇に白い残雪が・・・】
【「ごぜ展望地」からの戸田港の眺め】
【景色の良い「戸田峠(霧香峠)」】
【西伊豆スカイラインは・・・「チェーン等滑り止め必要」】
西伊豆スカイラインは、伊豆西部の尾根沿いの観光道路。元有料道路だっただけに路面状態も良く、また背の高い木々があまりなくて、富士山をはじめとする美しい景色を眺めながら走ることができます。積雪や凍結が心配だったけど、しっかり除雪されてるので大丈夫。念のため、晴れた土曜日に雪が解けるのを待って日曜日に走りに来て正解だったみたいですね^^。
ただ、雲が多くて景色はちょっと残念。今日は富士山は見えないかな・・・と思ってたら、雲の隙間から富士山のてっぺんが一瞬顔を出してくれました。少しでも富士山の姿を眺められたので・・・今日はそれなりに満足かな?(^^)v。
【西伊豆スカイラインから、さっき通った駿河湾と淡島を見下ろして・・・】
【スカイラインからの戸田湾の眺め】
【雲の隙間から富士山の頭が・・・自転車の上あたりに見えるかな?】
スカイライン入り口の戸田峠からしばらく登って・・・達磨山の横、標高900mあたりからは下りに。今日の予定ではここが最高標高なので、雪や凍結は大丈夫そうですね。ただ、除雪されてない駐車場は完全に雪の下。前に見える天城の山々にも雪が見えるし、今日は天城峠の旧道はロードタイヤでは無理かもしれませんね・・・。
【スカイラインの下り】
【除雪されてない駐車場は雪の下!】
【目の前の天城の山にも雪が・・・】
さらに下って・・・「太平洋展望台」から土肥港の景色を見下ろしつつ、標高574mの「土肥峠(といとうげ)」に到着。ここは土肥港と伊豆の中央を結ぶ国道136号線の上を、西伊豆スカイラインが十字に交わる立体交差。西伊豆スカイラインはここで終点だけど、今日はこのまま南下して「西天城高原道路」を走ることにします。
【「太平洋展望台」からの土肥港の眺め】
【土肥峠の国道との立体交差】
「西天城高原道路」は、10年ほど前にできた比較的新しい道路で、西伊豆スカイラインからそのまま西天城高原の稜線上を南下していきます。西伊豆スカイラインと比べると木々が多く、走りながらの景色はそれほどでもないかも。ただ、新しいだけに路面もキレイで走りやすく、土肥峠まで来たならそのまま西天城高原道路まで走った方が気持ちよさそうです。
土肥峠からはまた登りになって、「棚場山トンネル」をくぐってまた下りに。そう言えば、トンネルの入り口に雪が積もってて、一瞬タイヤをとられてしまいました。やっぱりこういう時、トンネルやスノーシェッドの出入り口は要注意ですね(^^;
ところで、地図によると「棚場山トンネル」の南側は「南無妙峠」という峠らしいです・・・峠の碑らしきものはなかったけど。
【出入り口に雪が積もってた「棚場山トンネル」】
さらに行くと・・・道路沿いに「動物注意」の標識が。鹿が描かれてるのは定番として(別に「鹿が出ます」じゃないよ)、イノシシにリス、さらにはタヌキまで・・・ここまで来ると、これらの動物にお目にかかってみたいもんだなと。
【「鹿が出ます」じゃなくて「動物注意」】
【えーと、イノシシにリス?】
【えっ、タヌキも出るの?】
「棚場山トンネル」からしばらく走って・・・途中で湯ヶ島温泉方面に左折。曲がらずに真っ直ぐ行くと風早峠や仁科峠がありますが、そこまで行くと時間がかかりそうなので、ここから国道414号線方面に下ることにします。。。
【湯ヶ島方面への分岐】
【その2に続く】
景色も良くて、道も良くて、ここはオンシーズンに走りに行きたい道だね。
バイクでだと一瞬で見過ごしてしまう風景も自転車でならユックリ眺める事が出来るし、これで天気が良ければ最高だね。
by 紅の鷹 (2010-03-02 21:14)
ここは、緑の季節に走ると・・・もっと気持ちよさそうですね。
天気が良ければ富士山も大きく見えるので、また日をあらためて来ようかと。
>自転車でならユックリ
実は、なにげにアップダウンがあるので、オートバイなら快適ライディングでも、自転車だと必死こいてペダル漕いでることも・・・まあ、景色が良いからいいんですけど(^^;
by うかG (2010-03-03 00:07)