晩冬の南会津と大内宿と・・・【その1】 [自転車ツーリング]
仕事の出張を挟んで間が開いてしまいましたが、3/14(日)に行ってきた南会津のツーリングレポートです。
3週間も前に満開の河津桜を見てきたところだけど、今度のフィールドはまた雪国。今年のスノーシーズン最後のスパイクタイヤツーリングを、と思って、この時期でもまだ雪が残ってそうな南会津に行くことにしました。会津若松から会津西街道に沿って氷玉峠を越えて、昔ながらの宿場町の佇まいが残る「大内宿」、「湯野上温泉」を目指します。
【雪の残る会津西街道をを登って・・・】
まずは朝6時過ぎに自宅近くの草加駅から、スパイクタイヤ装備のMTBを輪行。会津に向かうだけなら新幹線で郡山まで行って磐越西線に乗るのが速いけれど・・・それだと高いし面白くないので、東武日光・鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道を経由して福島県の会津地方へ。埼玉県から栃木県に入って、日光に近づこうとする頃、線路脇に残雪が増えてきました。雪がないとスパイクタイヤの意味がないので、ある意味一安心かなと^^。
【日光の山々には白い雪が】
【線路脇の雪も増えて・・・】
会津田島駅で、会津若松行きの列車に乗り換え。ここからは会津鉄道のディーゼル列車で、会津の高原を北上し、猫駅長「ばす」の芦ノ牧温泉駅などを通って会津若松を目指します。少しお腹が空いたので、会津田島駅で買った弁当を車内で食べていると、線路脇でこちらにカメラを構えている方々がちらほらと見えます。今ちょっと話題の「撮り鉄」の方のようですね。今僕が乗ってる「会津鉄道キハ8500系気動車AIZUマウントエクスプレス号」が来月の4月で営業を終了するため、その最後の雄姿をカメラに収めようとしているのでしょうか。
この車両はかつて名鉄で特急「北アルプス」として活躍し、その後会津鉄道にやってきたという経緯があって、特急券がいらない快速列車なのに、車内はふかふかのリクライニングシートで快適。ただ、過酷な雪国を走っているせいか、はたまた第三セクターの資金・人手不足で手が回らないのか・・・トイレや手洗い所の一部が使用不可だったり、車内が汚れ気味だったりと、ちょっと残念なところも。平成3年製造と、東武の「スペーシア」や新幹線300系と同時期の比較的新しい車両なのに・・・。
【4月で営業終了の「AIZUマウントエクスプレス号」車内】
【芦ノ牧温泉駅の猫駅長「ばす」】
【「AIZUマウントエクスプレス号」の後ろ姿】
朝早くに草加駅を出て4時間30分、ようやく「南若松駅」に到着。会津若松駅まで行くより、ここで降りた方が今回のルートに近いのでこの駅を選んだんですが・・・降りてみると、まさかの無人駅。駅舎の中にも何もなくて、ちょっと寂しかったり・・・。駅前(?)でMTBを組み立てて、県道に沿って走り始めます・・・。
【何もない無人の「南若松駅」】
しばらく走って、「本郷大橋」で阿賀川を越えます。この阿賀川、下流に行くと「阿賀野川」として日本海に流れ込む大河川。正面には、遙か西方に雪をかぶった奥会津の山々が見えますね。ただ、今回の目的地はそちらではないので、橋を渡ったあとは左折して南に向かいます・・・。
【阿賀川を越える本郷大橋から眺める奥会津の山々】
本郷大橋を越えたところで、コンビニで補給して一息ついていると、道路の反対側に実物大・・・じゃなくてディフォルメされたガンダムが置かれていました。しかも、よーく見ると額のセンサーの所に直江兼続公よろしく「愛」の金文字が。大河ドラマ「天地人」を意識して作られたのでしょうが・・・良くできてますね。何でここにあるのかは分かりませんが。
「武者ガンダム」というか、「哀・戦士」じゃなくて「愛・戦士」といったところでしょうか^^。
【武者ガンダム「愛・戦士」?】
さっきのガンダムのちょっと先から左に折れて、南に向かいます。あたりは「会津本郷焼」の窯元が並ぶ、昔ながらの落ち着いた街並み。信号機が縦型になっていたりして、真冬の雪深さが感じられます。
・・・と、そんな静かな街中を走っていると、突然「イッ髪やらせろ」なんていう物騒な名前のお店が。どうやら床屋さんみたいですが、何だかものすごい髪型にされちゃいそうな(^^;
【「イッ髪やらせろ」!?】
さて、気を取り直して、「大内こぶしライン」に沿って登り始めます。少しずつ標高が上がるたびに、だんだんと道脇の雪が増えて・・・いつの間にか真っ白。それでも、路面はすっかり乾いているのでノーマルタイヤでも問題ないくらい。さらに登ると、急に勾配がきつくなってきました。標識を見ると、7%勾配。これまでが緩やかだっただけに、少しばかり脚に来ますね・・・。
【だんだんと雪が増えて・・・】
【いきなりの勾配7%!】
しばらく登ると、道はジグザグのワインディングに。高度を上げるたびに、視界が開けて景色が良くなります。
・・・と、ここでようやく新兵器「サイバーショットDSC-TX5」の「スイングパノラマ」の出番。デジカメを構えて、シャッターを押してからぐるっと一振りすると、180度以上のパノラマ写真が撮れます。しかも、画像のずれをカメラが検出して補正してくれるので、つなぎ目のない超ワイドなパノラマ写真が簡単に撮影できました。山の頂上みたいに周囲が開けたところなら、ホントに「見たまま」の風景を一枚の写真に収める事ができそうですね^^。
【「スイングパノラマ」のワイドなパノラマ写真!】
さらに登っていくと・・・両側に雪の壁の「雪の回廊」が。開通したての「志賀草津道路」ほどの高さじゃないけれど、ひんやりした雪の壁は、やっぱり清々しい気分になりますね^^。
【登ってきた道を見下ろして・・・】
【峠道は、この先さらに登って・・・】
【両側に雪壁の「雪の回廊」!】
さらに登って標高800mちょっと、頂上の「氷玉峠」のトンネルに到着。本当の峠はトンネル脇の駐車場から登山道を登った先にあるようですが、当然雪の中なのでこの時期は通行不可。2車線のスノーシェッド付きの立派なトンネルができているので、こちらを通過していきます・・・。
【会津の山々も、目の高さに・・・】
【大内こぶしラインのてっぺん、「氷玉峠」のトンネル(標高約800m)】
峠のトンネルを抜けた先は、いよいよ大内宿。昼も過ぎてお腹も空いてきたので、宿場町でお昼を食べる事にします。。。
【その2に続く】
3週間も前に満開の河津桜を見てきたところだけど、今度のフィールドはまた雪国。今年のスノーシーズン最後のスパイクタイヤツーリングを、と思って、この時期でもまだ雪が残ってそうな南会津に行くことにしました。会津若松から会津西街道に沿って氷玉峠を越えて、昔ながらの宿場町の佇まいが残る「大内宿」、「湯野上温泉」を目指します。
【雪の残る会津西街道をを登って・・・】
まずは朝6時過ぎに自宅近くの草加駅から、スパイクタイヤ装備のMTBを輪行。会津に向かうだけなら新幹線で郡山まで行って磐越西線に乗るのが速いけれど・・・それだと高いし面白くないので、東武日光・鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道を経由して福島県の会津地方へ。埼玉県から栃木県に入って、日光に近づこうとする頃、線路脇に残雪が増えてきました。雪がないとスパイクタイヤの意味がないので、ある意味一安心かなと^^。
【日光の山々には白い雪が】
【線路脇の雪も増えて・・・】
会津田島駅で、会津若松行きの列車に乗り換え。ここからは会津鉄道のディーゼル列車で、会津の高原を北上し、猫駅長「ばす」の芦ノ牧温泉駅などを通って会津若松を目指します。少しお腹が空いたので、会津田島駅で買った弁当を車内で食べていると、線路脇でこちらにカメラを構えている方々がちらほらと見えます。今ちょっと話題の「撮り鉄」の方のようですね。今僕が乗ってる「会津鉄道キハ8500系気動車AIZUマウントエクスプレス号」が来月の4月で営業を終了するため、その最後の雄姿をカメラに収めようとしているのでしょうか。
この車両はかつて名鉄で特急「北アルプス」として活躍し、その後会津鉄道にやってきたという経緯があって、特急券がいらない快速列車なのに、車内はふかふかのリクライニングシートで快適。ただ、過酷な雪国を走っているせいか、はたまた第三セクターの資金・人手不足で手が回らないのか・・・トイレや手洗い所の一部が使用不可だったり、車内が汚れ気味だったりと、ちょっと残念なところも。平成3年製造と、東武の「スペーシア」や新幹線300系と同時期の比較的新しい車両なのに・・・。
【4月で営業終了の「AIZUマウントエクスプレス号」車内】
【芦ノ牧温泉駅の猫駅長「ばす」】
【「AIZUマウントエクスプレス号」の後ろ姿】
朝早くに草加駅を出て4時間30分、ようやく「南若松駅」に到着。会津若松駅まで行くより、ここで降りた方が今回のルートに近いのでこの駅を選んだんですが・・・降りてみると、まさかの無人駅。駅舎の中にも何もなくて、ちょっと寂しかったり・・・。駅前(?)でMTBを組み立てて、県道に沿って走り始めます・・・。
【何もない無人の「南若松駅」】
しばらく走って、「本郷大橋」で阿賀川を越えます。この阿賀川、下流に行くと「阿賀野川」として日本海に流れ込む大河川。正面には、遙か西方に雪をかぶった奥会津の山々が見えますね。ただ、今回の目的地はそちらではないので、橋を渡ったあとは左折して南に向かいます・・・。
【阿賀川を越える本郷大橋から眺める奥会津の山々】
本郷大橋を越えたところで、コンビニで補給して一息ついていると、道路の反対側に実物大・・・じゃなくてディフォルメされたガンダムが置かれていました。しかも、よーく見ると額のセンサーの所に直江兼続公よろしく「愛」の金文字が。大河ドラマ「天地人」を意識して作られたのでしょうが・・・良くできてますね。何でここにあるのかは分かりませんが。
「武者ガンダム」というか、「哀・戦士」じゃなくて「愛・戦士」といったところでしょうか^^。
【武者ガンダム「愛・戦士」?】
さっきのガンダムのちょっと先から左に折れて、南に向かいます。あたりは「会津本郷焼」の窯元が並ぶ、昔ながらの落ち着いた街並み。信号機が縦型になっていたりして、真冬の雪深さが感じられます。
・・・と、そんな静かな街中を走っていると、突然「イッ髪やらせろ」なんていう物騒な名前のお店が。どうやら床屋さんみたいですが、何だかものすごい髪型にされちゃいそうな(^^;
【「イッ髪やらせろ」!?】
さて、気を取り直して、「大内こぶしライン」に沿って登り始めます。少しずつ標高が上がるたびに、だんだんと道脇の雪が増えて・・・いつの間にか真っ白。それでも、路面はすっかり乾いているのでノーマルタイヤでも問題ないくらい。さらに登ると、急に勾配がきつくなってきました。標識を見ると、7%勾配。これまでが緩やかだっただけに、少しばかり脚に来ますね・・・。
【だんだんと雪が増えて・・・】
【いきなりの勾配7%!】
しばらく登ると、道はジグザグのワインディングに。高度を上げるたびに、視界が開けて景色が良くなります。
・・・と、ここでようやく新兵器「サイバーショットDSC-TX5」の「スイングパノラマ」の出番。デジカメを構えて、シャッターを押してからぐるっと一振りすると、180度以上のパノラマ写真が撮れます。しかも、画像のずれをカメラが検出して補正してくれるので、つなぎ目のない超ワイドなパノラマ写真が簡単に撮影できました。山の頂上みたいに周囲が開けたところなら、ホントに「見たまま」の風景を一枚の写真に収める事ができそうですね^^。
【「スイングパノラマ」のワイドなパノラマ写真!】
さらに登っていくと・・・両側に雪の壁の「雪の回廊」が。開通したての「志賀草津道路」ほどの高さじゃないけれど、ひんやりした雪の壁は、やっぱり清々しい気分になりますね^^。
【登ってきた道を見下ろして・・・】
【峠道は、この先さらに登って・・・】
【両側に雪壁の「雪の回廊」!】
さらに登って標高800mちょっと、頂上の「氷玉峠」のトンネルに到着。本当の峠はトンネル脇の駐車場から登山道を登った先にあるようですが、当然雪の中なのでこの時期は通行不可。2車線のスノーシェッド付きの立派なトンネルができているので、こちらを通過していきます・・・。
【会津の山々も、目の高さに・・・】
【大内こぶしラインのてっぺん、「氷玉峠」のトンネル(標高約800m)】
峠のトンネルを抜けた先は、いよいよ大内宿。昼も過ぎてお腹も空いてきたので、宿場町でお昼を食べる事にします。。。
【その2に続く】
コメント 0