白馬は・・・まだ雪景色!【その1】 [自転車ツーリング]
さて、少し時間が空いてしまいましたが、先日の写真の続きです。
この間の日曜の4月4日、長野の白馬村にツーリングに行ってきました。東京や埼玉では桜がほぼ満開に咲いてきたところだけど、雪深い山奥ではまだ山肌に雪が残ってます。前日夜に天気予報を確認してみると、長野方面はスッキリ快晴の模様。これなら、白馬の峰方峠から絶景の北アルプスが眺められるんじゃないかと思って、急ぎ準備して出かける事にしました。白馬は2か月ほど前に行ってきたばかりだけど、そのときは北アルプスに雲がかかってしまって・・・今回はリベンジって事で^^。
【峰方峠から・・・絶景の北アルプス!】
埼玉からMTBを輪行して、長野新幹線で朝8時過ぎに長野駅に到着。1月に来た前回とは違って、さすがに長野駅前には雪は残ってないですね。今回はMTBのタイヤも氷雪用スパイクから舗装路用スリックに履き替えてきているけれど、この分なら問題無さそう。
駅前でMTBを輪行袋から出してさくっと組み立て、国道406号線に沿って西に登り始めます。
しばらく登っていくと、雪国らしいスノーシェッドが続く山道に。雪が残っていなくても、真冬の雪の多さが感じられますね。いくらか登ったところで、ふと足を休めて谷川の裾花川越しに対岸を見ると、斜面に沿って棚田が作られていました。こういうのを見るとのどかだなーって思うけれど、こんなところで米作りをするのって、平地に比べてとても大変なのですよね。都会住まいの人としては、美しい田園風景を今後も残してなぁなんて思ってしまうのですが・・・。
【スノーシェッドが続く道】
【斜面に開かれた、段々の棚田】
さらに進んで、トンネルを抜けてスノーシェッドをくぐって、谷川に架かる橋を渡ると・・・山々の隙間から、白く冠雪した北アルプスが見えてきました。今日は西の方にもほとんど雲が出ていないようで・・・このまま行けば、峰方峠を抜けた先ではものすごい景色が眺められそうです。
・・・さあ、順光の午前中のうちに峠に着けるように、急がないと。
【いくつかのトンネルを抜けて・・・】
【スノーシェッドと、その先に架かる橋を越えて・・・】
【山々の間から、白く冠雪した北アルプスが!】
さらに登っていって、旧戸隠村に入って標高も600mを超えてきたあたりで、道ばたに残雪が増えてきました。日が当たってそれなりに暖かいのに、雪が残ってるのを見るだけで肌寒く感じられるのが不思議ですね。最後の銚子口トンネルをくぐって、軽く下ると・・・鬼無里の集落に到着。時間がまだ早かったせいか、「旅の駅鬼無里」のソフトクリーム屋さんはまた開いてなかったので、軽く一休みしたあと、そのまま先に向かいます。
・・・「白馬方面 この先白沢トンネル先通行規制中 迂回願います」って出てるのがとっても気になるけど
【標高が上がると、道端の雪も増えて・・・】
【鬼無里からかすかに見える北アルプス】
【え、「白馬方面迂回願います?」】
鬼無里の集落に入ると、道端の雪がさらに増えてきました。田んぼにも白い雪がまだ一面に残ってますね。でも、雪解けももうすぐって感じで・・・あと一月もすれば田んぼにも水が張られて、田植えが始まるのでしょうね^^。
【裾花川沿いの田園風景】
【まだ雪の下でじっと春の訪れを待つ、鬼無里の田んぼたち】
鬼無里の集落を抜けると、国道406号線は本格的な登りにさしかかります。登るにつれて道端の雪もますます増えて来るけれど、路面は完全ドライ。今のところスリックタイヤでも全く問題なしです。山間地の国道らしく、通過するクルマも少なめ。ちょっと路面も荒れているけれど、自転車にとってはとても走りやすい道ですね。
標高1,000mまであと少し、というところで鬼無里から一つ目のトンネルを抜けます。ここまで来れば、峰方峠の「あのトンネル」もあとちょっと。
【道端に雪は増えてきたけれど・・・路面はドライ!】
【渓谷沿いの峠道】
【一つ目のトンネルを抜けて・・・てっぺんの峰方峠はもう少し】
鬼無里からゆっくり登り始めて1時間ちょっと、標高差400mほどを登り切って、標高約1,100mの「峰方峠」のトンネル(白沢トンネル)に到着。短いけれど照明もないトンネル内は右に緩やかにカーブしていて、真ん中あたりまで進まないとその先が見えてきません。峠の手前まで登ってくると、山の反対側はほとんど見えないので、今日の峠の景色はどうか、北アルプスに雲がかかってないか・・・毎度ドキドキの瞬間なんです。
【やっと到着、峰方峠のトンネル】
トンネルの中は所々凍結していたので、自転車を降りてトンネル内をゆっくりと進んで右に折れると・・・目の前に真っ白に冠雪した北アルプスの山肌が飛び込んできました。今回は北アルプスにかかる雲もなく、澄んだ青空と真っ白な北アルプス・・・待ち望んだ絶景がそこに。埼玉から新幹線と自転車で6時間、ここまでやってきた苦労が報われた瞬間ですね(^^)v。
【トンネルの先には・・・】
【真っ白な北アルプスの絶景が!】
ところで、この峠で写真を撮ると、現場ではとても大きく見える白馬連峰の山々が、思ったより小さく写っちゃうんですよね。ズームして白馬連峰だけをアップで撮れば大きく見えるけれど、それでは面白くないし・・・というわけで、毎度のごとくトンネルの奥でカメラを構えて、そこからズームで撮影してみました。こうすると、現場の絶景の大迫力がより良く伝わるんじゃないかと。
・・・まあ、カーブの標識が邪魔な上に、今回は「この先工事中」の標識も出てますね。2か月前に無かった「百葉箱」が設置されているのも、工事のためでしょうか?
【トンネルのファインダーいっぱいに・・・大迫力の北アルプス!】
さて、いい写真も撮れたし、クルマも来ないトンネルの中でふと一息ついていると・・・「カキーン」というやや甲高い音がトンネル内に響くと同時に、ヘルメット越しに僕の頭に軽い衝撃が伝わってきました。何だろう?と思ってヘルメットと自分の周りを調べてみると・・・氷の欠片があたりに散らばっていて、ヘルメットも濡れていて。。。
もしやと思って、トンネルの天井を見上げると・・・
天井からは、数十センチもあろうかという長さの無数のつららがぶら下がっていました。どうやらさっきの衝撃は、「気温が上がって折れたつららが僕の頭に落ちてきた」みたいで・・・いやぁ、「ヘルメットかぶってて良かったなあ」と。
・・・つららって、直に頭に落ちてきたら痛いのかな?自転車のヘルメットって放熱のために穴だらけだし、そもそも工事現場のヘルメットと違って落下物から頭を守るものでもないし・・・まあ、怪我もなかったし「不幸中の幸い」って事で(^^;
【トンネルの中には、こんなに長いつららが・・・これが僕の頭に】
ちょっとした「事故」に巻き込まれながらも、峰方峠で写真を撮る事小一時間、絶景を見に来るクルマも増えてきたので、このあたりで退散。白馬の市街に向かって、峠道を駆け下りていきます。。。
【最後に・・・白馬連峰をアップで】
【その2に続く】
この間の日曜の4月4日、長野の白馬村にツーリングに行ってきました。東京や埼玉では桜がほぼ満開に咲いてきたところだけど、雪深い山奥ではまだ山肌に雪が残ってます。前日夜に天気予報を確認してみると、長野方面はスッキリ快晴の模様。これなら、白馬の峰方峠から絶景の北アルプスが眺められるんじゃないかと思って、急ぎ準備して出かける事にしました。白馬は2か月ほど前に行ってきたばかりだけど、そのときは北アルプスに雲がかかってしまって・・・今回はリベンジって事で^^。
【峰方峠から・・・絶景の北アルプス!】
埼玉からMTBを輪行して、長野新幹線で朝8時過ぎに長野駅に到着。1月に来た前回とは違って、さすがに長野駅前には雪は残ってないですね。今回はMTBのタイヤも氷雪用スパイクから舗装路用スリックに履き替えてきているけれど、この分なら問題無さそう。
駅前でMTBを輪行袋から出してさくっと組み立て、国道406号線に沿って西に登り始めます。
しばらく登っていくと、雪国らしいスノーシェッドが続く山道に。雪が残っていなくても、真冬の雪の多さが感じられますね。いくらか登ったところで、ふと足を休めて谷川の裾花川越しに対岸を見ると、斜面に沿って棚田が作られていました。こういうのを見るとのどかだなーって思うけれど、こんなところで米作りをするのって、平地に比べてとても大変なのですよね。都会住まいの人としては、美しい田園風景を今後も残してなぁなんて思ってしまうのですが・・・。
【スノーシェッドが続く道】
【斜面に開かれた、段々の棚田】
さらに進んで、トンネルを抜けてスノーシェッドをくぐって、谷川に架かる橋を渡ると・・・山々の隙間から、白く冠雪した北アルプスが見えてきました。今日は西の方にもほとんど雲が出ていないようで・・・このまま行けば、峰方峠を抜けた先ではものすごい景色が眺められそうです。
・・・さあ、順光の午前中のうちに峠に着けるように、急がないと。
【いくつかのトンネルを抜けて・・・】
【スノーシェッドと、その先に架かる橋を越えて・・・】
【山々の間から、白く冠雪した北アルプスが!】
さらに登っていって、旧戸隠村に入って標高も600mを超えてきたあたりで、道ばたに残雪が増えてきました。日が当たってそれなりに暖かいのに、雪が残ってるのを見るだけで肌寒く感じられるのが不思議ですね。最後の銚子口トンネルをくぐって、軽く下ると・・・鬼無里の集落に到着。時間がまだ早かったせいか、「旅の駅鬼無里」のソフトクリーム屋さんはまた開いてなかったので、軽く一休みしたあと、そのまま先に向かいます。
・・・「白馬方面 この先白沢トンネル先通行規制中 迂回願います」って出てるのがとっても気になるけど
【標高が上がると、道端の雪も増えて・・・】
【鬼無里からかすかに見える北アルプス】
【え、「白馬方面迂回願います?」】
鬼無里の集落に入ると、道端の雪がさらに増えてきました。田んぼにも白い雪がまだ一面に残ってますね。でも、雪解けももうすぐって感じで・・・あと一月もすれば田んぼにも水が張られて、田植えが始まるのでしょうね^^。
【裾花川沿いの田園風景】
【まだ雪の下でじっと春の訪れを待つ、鬼無里の田んぼたち】
鬼無里の集落を抜けると、国道406号線は本格的な登りにさしかかります。登るにつれて道端の雪もますます増えて来るけれど、路面は完全ドライ。今のところスリックタイヤでも全く問題なしです。山間地の国道らしく、通過するクルマも少なめ。ちょっと路面も荒れているけれど、自転車にとってはとても走りやすい道ですね。
標高1,000mまであと少し、というところで鬼無里から一つ目のトンネルを抜けます。ここまで来れば、峰方峠の「あのトンネル」もあとちょっと。
【道端に雪は増えてきたけれど・・・路面はドライ!】
【渓谷沿いの峠道】
【一つ目のトンネルを抜けて・・・てっぺんの峰方峠はもう少し】
鬼無里からゆっくり登り始めて1時間ちょっと、標高差400mほどを登り切って、標高約1,100mの「峰方峠」のトンネル(白沢トンネル)に到着。短いけれど照明もないトンネル内は右に緩やかにカーブしていて、真ん中あたりまで進まないとその先が見えてきません。峠の手前まで登ってくると、山の反対側はほとんど見えないので、今日の峠の景色はどうか、北アルプスに雲がかかってないか・・・毎度ドキドキの瞬間なんです。
【やっと到着、峰方峠のトンネル】
トンネルの中は所々凍結していたので、自転車を降りてトンネル内をゆっくりと進んで右に折れると・・・目の前に真っ白に冠雪した北アルプスの山肌が飛び込んできました。今回は北アルプスにかかる雲もなく、澄んだ青空と真っ白な北アルプス・・・待ち望んだ絶景がそこに。埼玉から新幹線と自転車で6時間、ここまでやってきた苦労が報われた瞬間ですね(^^)v。
【トンネルの先には・・・】
【真っ白な北アルプスの絶景が!】
ところで、この峠で写真を撮ると、現場ではとても大きく見える白馬連峰の山々が、思ったより小さく写っちゃうんですよね。ズームして白馬連峰だけをアップで撮れば大きく見えるけれど、それでは面白くないし・・・というわけで、毎度のごとくトンネルの奥でカメラを構えて、そこからズームで撮影してみました。こうすると、現場の絶景の大迫力がより良く伝わるんじゃないかと。
・・・まあ、カーブの標識が邪魔な上に、今回は「この先工事中」の標識も出てますね。2か月前に無かった「百葉箱」が設置されているのも、工事のためでしょうか?
【トンネルのファインダーいっぱいに・・・大迫力の北アルプス!】
さて、いい写真も撮れたし、クルマも来ないトンネルの中でふと一息ついていると・・・「カキーン」というやや甲高い音がトンネル内に響くと同時に、ヘルメット越しに僕の頭に軽い衝撃が伝わってきました。何だろう?と思ってヘルメットと自分の周りを調べてみると・・・氷の欠片があたりに散らばっていて、ヘルメットも濡れていて。。。
もしやと思って、トンネルの天井を見上げると・・・
・
・
・
・
・
・
・
・
!?
天井からは、数十センチもあろうかという長さの無数のつららがぶら下がっていました。どうやらさっきの衝撃は、「気温が上がって折れたつららが僕の頭に落ちてきた」みたいで・・・いやぁ、「ヘルメットかぶってて良かったなあ」と。
・・・つららって、直に頭に落ちてきたら痛いのかな?自転車のヘルメットって放熱のために穴だらけだし、そもそも工事現場のヘルメットと違って落下物から頭を守るものでもないし・・・まあ、怪我もなかったし「不幸中の幸い」って事で(^^;
【トンネルの中には、こんなに長いつららが・・・これが僕の頭に】
ちょっとした「事故」に巻き込まれながらも、峰方峠で写真を撮る事小一時間、絶景を見に来るクルマも増えてきたので、このあたりで退散。白馬の市街に向かって、峠道を駆け下りていきます。。。
【最後に・・・白馬連峰をアップで】
【その2に続く】
こんばんはー^^
いやー美しい景色なんですが
本当に怪我無くてよかったですね☆
ビックリですよ^^;
by toshi (2010-04-14 21:40)
toshiさん、こんばんはです。
景色に見とれてて、危うく・・・というところでした。
何が起こったのか、状況を把握するまでにしばらく時間がかかりましたが。
マンガみたいな事がホントにあるもんだなあと^^;
by うかG (2010-04-15 00:54)
ご無沙汰で~す!
お元気でしたか?
私は全くと言っていいほど乗ってませんので
別世界の方になってしまいました。
相変わらずあちこちを走られてるみたいで凄いですねぇ
こちらを走る時は是非一声掛けてください
お供しますので。
これからもブログ楽しみにしていますので!!
by k-yan (2010-04-17 20:17)
k-yanさん、こちらこそご無沙汰しておりました。
僕の方は、乗っているとは言っても時々景色の良いところに走りに行くくらいですので、
まとまった長距離は全然走ってないんです。。。
でも、前回のk-yanさんの活躍を見て、僕も来年のPBPに挑戦してみたいな~なんて
思ってたりもします(今のところ「思ってるだけ」ですけど・・・^^;)。
by うかG (2010-04-18 21:53)