紅葉の奥只見樹海ラインと尾瀬へ・・・【その1】 [自転車ツーリング]
さて、こちらも間が開いてしまいましたが、10月末に行ってきた奥只見・尾瀬のツーリングレポートです。
10/23~24の2日間で新潟県・福島県の国道352号線、通称「樹海ライン」をMTBで走ってきました。
紅葉がちょうど見頃を迎えていそうで、美しい景色が期待できそうなのですが・・・アップダウンがかなりある上に走行距離140kmと、かなり走り応えがあるルート。今回は無理せずに途中で宿をとって、せっかくなのでルート近くから行ける尾瀬へハイキングに行くことにしました。
【枝折峠の紅葉!】
朝早く、自宅近くの草加駅からMTBを輪行、始発の上越新幹線と上越線を乗り継いで、午前8時頃に新潟県の小出駅に到着。早速駅前でMTBを組み立てて、東に向かって国道352号線に沿って走り始めます。
国道沿いには一定距離ごとに「尾瀬まであと○km」という標識が立っていて、残りの行程の目安になります。最初に見たのは「尾瀬まで72km」。さすがに、ちょっとめげそうになりますね^^;
【スタート地点の小出駅】
【魚野川を渡って・・・】
【尾瀬まで、あと72km・・・^^;】
小出駅がある魚沼市一帯は日本でも有数の米どころ。国道沿いにも田んぼが広がっているのですが、さすがに10月下旬ではもう刈り入れも終了してますね。
しばらく走ると、「尾瀬奏でロード」というメロディロードが。これは、道路に特殊な溝を刻んで、その上を自動車が一定の速度で走ると音楽が聞こえてくるというもの。さすがに自転車ではダメだけど、そばを車が通ると音楽が聞こえてきます。曲はもちろん、「遙かな尾瀬~」の「夏の思い出」でした^^。
【刈り入れも終わった、米どころ魚沼の田んぼ】
【「夏の思い出」が聞こえてくる、「尾瀬奏でロード」】
もうしばらく走って・・・「奥只見シルバーライン」との分岐に到着。ここから先の国道352号線は、「枝折峠」を通る難所で、車はシルバーラインを通るように促されています。ところが、シルバーラインは奥只見ダムを造るときに開かれたトンネルばかりの道で、二輪車は通行止め。オートバイや自転車は、狭い国道を走るほかありません。。。
【シルバーラインは、二輪車通行止め!】
シルバーラインとの分岐を過ぎると、道は九十九折りで高度を上げていく峠道に。途中、「駒の湯温泉」との分岐から先は、以前は午前と午後で向きが変わる一方通行で、二輪車は終日通行止めだったそうで。確かに、途中は1~1.5車線の狭い峠道で、車がすれ違うのもやっと。とても国道とは思えないような道が続きます。。。
鬱蒼とした杉林の中をぐいぐいと登っていって・・・しばらくすると林を抜けて、見晴らしの良いワインディングへ。
【駒の湯温泉との分岐】
【枝折峠まで、あと10km!】
【杉林の中の九十九折り】
【道端には秋の花】
【ここからは・・・開放的なワインディング!】
見晴らしは良いけど、ちょっと傾斜のきつい峠道を頑張って登っていって・・・シルバーラインとの分岐から1時間半ほど、11時ちょっと前に標高1,065mの「枝折峠」に到着。峠にはトイレと駐車場があって、クルマがたくさん停まっています。ここは越後駒ヶ岳の登山口もあるので、登山客の車がわざわざこの狭い峠道を登ってきていたのですね。
そういえば、1年前にこの枝折峠に来たときには、急勾配に負けて途中でへばってしまったのですが、今回は思いの外スムーズに登って来れました。前日にしっかり睡眠をとってきたのが良かったのかな^^?
峠の広場で少し休憩したあと、東の銀山平に向けて峠道を下っていきます・・・。
【長~いスノーシェッドを抜けて・・・。】
【振り返ると・・・山筋に登ってきた峠道が】
【到着!枝折峠(標高1,065m)】
枝折峠から先も相変わらず狭い峠道が続きますが・・・紅葉を眺めつつ下る快適ダウンヒル。時々対向車が来てヒヤリとすることもあるので、スピードは抑えながら慎重に下っていきます・・・。
ただ、真っ盛りの紅葉を楽しむには1週間ほど早かったかな・・・という色づき具合。まあ、この先の尾瀬はさらに標高が高いので、鮮やかな紅葉はそちらに期待しましょう^^。
【紅葉を眺めながらのダウンヒル】
【紅葉と、真っ赤なスノーシェッドと・・・】
枝折峠の峠道を下りきって、「銀山平」に到着。ここは、今では広いキャンプ場などで有名ですが・・・江戸時代はその名の通り銀鉱山があったそうで。さっきの枝折峠も、昔から交流のあった道なのですね。
・・・などと、歴史に思いを馳せていたら、デジカメLX3の32GBメモリーカードに異変が。エラーを起こしてしまって、書き込みも読み出しも一切出来ないようになってしまいました。しばらく色々と試してみたけど、カメラは「フォーマットしてください」と表示するばかり。この日はたまたまソニーの「TX5」も持ってきていたのでSDカードを交換することで窮地を脱しましたが、泊まりがけのツーリングの初日の山奥でデジカメが使えなくなってしまったのでは・・・走る気も失せてしまいますね^^;
【紅葉が進む「銀山平」】
銀山平からもう少し東に走って・・・「奥只見湖」の湖畔に到着。ここには遊覧船が発着するターミナルがあります。お昼も過ぎてお腹が減ってきたので、けんちん汁とおにぎりで昼食。直江兼続と米どころゆかりの「コシヒカリ愛す」で糖分も摂って、午後からの後半戦、尾瀬への登りに備えます。。。
【遊覧船が発着する「奥只見ターミナル」】
【静かな奥只見湖畔】
【けんちん汁と・・・「コシヒカリ愛す」^^】
【その2に続く】
10/23~24の2日間で新潟県・福島県の国道352号線、通称「樹海ライン」をMTBで走ってきました。
紅葉がちょうど見頃を迎えていそうで、美しい景色が期待できそうなのですが・・・アップダウンがかなりある上に走行距離140kmと、かなり走り応えがあるルート。今回は無理せずに途中で宿をとって、せっかくなのでルート近くから行ける尾瀬へハイキングに行くことにしました。
【枝折峠の紅葉!】
朝早く、自宅近くの草加駅からMTBを輪行、始発の上越新幹線と上越線を乗り継いで、午前8時頃に新潟県の小出駅に到着。早速駅前でMTBを組み立てて、東に向かって国道352号線に沿って走り始めます。
国道沿いには一定距離ごとに「尾瀬まであと○km」という標識が立っていて、残りの行程の目安になります。最初に見たのは「尾瀬まで72km」。さすがに、ちょっとめげそうになりますね^^;
【スタート地点の小出駅】
【魚野川を渡って・・・】
【尾瀬まで、あと72km・・・^^;】
小出駅がある魚沼市一帯は日本でも有数の米どころ。国道沿いにも田んぼが広がっているのですが、さすがに10月下旬ではもう刈り入れも終了してますね。
しばらく走ると、「尾瀬奏でロード」というメロディロードが。これは、道路に特殊な溝を刻んで、その上を自動車が一定の速度で走ると音楽が聞こえてくるというもの。さすがに自転車ではダメだけど、そばを車が通ると音楽が聞こえてきます。曲はもちろん、「遙かな尾瀬~」の「夏の思い出」でした^^。
【刈り入れも終わった、米どころ魚沼の田んぼ】
【「夏の思い出」が聞こえてくる、「尾瀬奏でロード」】
もうしばらく走って・・・「奥只見シルバーライン」との分岐に到着。ここから先の国道352号線は、「枝折峠」を通る難所で、車はシルバーラインを通るように促されています。ところが、シルバーラインは奥只見ダムを造るときに開かれたトンネルばかりの道で、二輪車は通行止め。オートバイや自転車は、狭い国道を走るほかありません。。。
【シルバーラインは、二輪車通行止め!】
シルバーラインとの分岐を過ぎると、道は九十九折りで高度を上げていく峠道に。途中、「駒の湯温泉」との分岐から先は、以前は午前と午後で向きが変わる一方通行で、二輪車は終日通行止めだったそうで。確かに、途中は1~1.5車線の狭い峠道で、車がすれ違うのもやっと。とても国道とは思えないような道が続きます。。。
鬱蒼とした杉林の中をぐいぐいと登っていって・・・しばらくすると林を抜けて、見晴らしの良いワインディングへ。
【駒の湯温泉との分岐】
【枝折峠まで、あと10km!】
【杉林の中の九十九折り】
【道端には秋の花】
【ここからは・・・開放的なワインディング!】
見晴らしは良いけど、ちょっと傾斜のきつい峠道を頑張って登っていって・・・シルバーラインとの分岐から1時間半ほど、11時ちょっと前に標高1,065mの「枝折峠」に到着。峠にはトイレと駐車場があって、クルマがたくさん停まっています。ここは越後駒ヶ岳の登山口もあるので、登山客の車がわざわざこの狭い峠道を登ってきていたのですね。
そういえば、1年前にこの枝折峠に来たときには、急勾配に負けて途中でへばってしまったのですが、今回は思いの外スムーズに登って来れました。前日にしっかり睡眠をとってきたのが良かったのかな^^?
峠の広場で少し休憩したあと、東の銀山平に向けて峠道を下っていきます・・・。
【長~いスノーシェッドを抜けて・・・。】
【振り返ると・・・山筋に登ってきた峠道が】
【到着!枝折峠(標高1,065m)】
枝折峠から先も相変わらず狭い峠道が続きますが・・・紅葉を眺めつつ下る快適ダウンヒル。時々対向車が来てヒヤリとすることもあるので、スピードは抑えながら慎重に下っていきます・・・。
ただ、真っ盛りの紅葉を楽しむには1週間ほど早かったかな・・・という色づき具合。まあ、この先の尾瀬はさらに標高が高いので、鮮やかな紅葉はそちらに期待しましょう^^。
【紅葉を眺めながらのダウンヒル】
【紅葉と、真っ赤なスノーシェッドと・・・】
枝折峠の峠道を下りきって、「銀山平」に到着。ここは、今では広いキャンプ場などで有名ですが・・・江戸時代はその名の通り銀鉱山があったそうで。さっきの枝折峠も、昔から交流のあった道なのですね。
・・・などと、歴史に思いを馳せていたら、デジカメLX3の32GBメモリーカードに異変が。エラーを起こしてしまって、書き込みも読み出しも一切出来ないようになってしまいました。しばらく色々と試してみたけど、カメラは「フォーマットしてください」と表示するばかり。この日はたまたまソニーの「TX5」も持ってきていたのでSDカードを交換することで窮地を脱しましたが、泊まりがけのツーリングの初日の山奥でデジカメが使えなくなってしまったのでは・・・走る気も失せてしまいますね^^;
【紅葉が進む「銀山平」】
銀山平からもう少し東に走って・・・「奥只見湖」の湖畔に到着。ここには遊覧船が発着するターミナルがあります。お昼も過ぎてお腹が減ってきたので、けんちん汁とおにぎりで昼食。直江兼続と米どころゆかりの「コシヒカリ愛す」で糖分も摂って、午後からの後半戦、尾瀬への登りに備えます。。。
【遊覧船が発着する「奥只見ターミナル」】
【静かな奥只見湖畔】
【けんちん汁と・・・「コシヒカリ愛す」^^】
【その2に続く】
奥只見って冬は雪すごいんですよね!友人の奥さんが奥只見出身なので話は聞きました。大変ですよね。そのかわり、この時期はサイクリングには最高ですね。
by あちち (2010-11-26 23:23)
へぇ~、よく行きましたね!
車でもキツイルートですよね。
何度か車で通ってますが、対向車や狭い道に落石、神経使いますよね。
そこから見える峰々や紅葉は格別でしょう。
by ほがしぃぶるー (2010-11-28 11:41)
>あちちさん
雪の季節、この酷道もとい国道は完全に通行止めになってしまうそうですね。
あと1週間遅ければ道沿いの紅葉も最高だったのでしょうが・・・それでも、
素晴らしい眺めでした^^
by うかG (2010-12-05 01:32)
>ほがしぃぶるーさん
「神経使う」という意味では、スリムな自転車の方が気楽だったかもしれませんね^^
景色もじっくりと眺めることが出来ましたし・・・まぁ、脚が進まなかった、とも言いますが^^;
by うかG (2010-12-05 01:43)