奥只見樹海ラインで、洗い越しを渡って…【その1】 [自転車ツーリング]
1ヶ月ちょっと前になりますが…7月20日(土)に行ってきた国道352号線奥只見「樹海ライン」のレポです。
新潟県の小出から福島県の会津高原を結ぶ「樹海ライン」は、「国道」より「酷道」が似合う、山深い山岳ルート。すれ違いが困難な1~1.5車線の細い道路が続き、水が流れる沢に橋を架けずに越える「洗い越し」も多数。山奥のため補給ポイントもほとんど無く、距離140km、獲得標高3,000m近い難ルートでもあります。
3年前の秋にMTBで走ったときは尾瀬ハイキングも兼ねて途中の檜枝岐村に一泊したのですが、今回はロードバイクなので一日で走る抜けることにしました。さて、無事に走りきれるかどうか…^^;
【樹海ライン第一の難所、枝折峠】
自宅近くの草加駅から始発電車でロードバイクを輪行、新幹線で浦佐駅まで行き上越線に乗り換えて…8時ちょっと前に新潟県南魚沼市の小出駅に到着。まだ標高はさほど高くないけど、朝早いせいか少しヒンヤリと感じますね。
駅前でロードバイクを組み立て、国道352号線に沿って、東に向けて走り始めます。途中のコンビニで、お昼ご飯のおにぎりと、補給食やおにぎりなどを多めに購入。この先、100km近く先の檜枝岐村まではほとんど補給ポイントがないので、ハンガーノックにでもなったら大変なのです…(´・ω・`)
【今日のスタート、新潟県南魚沼市の小出駅】
【魚野川を渡って…】
【雪国らしい、頑丈なアーケードと縦型の信号機】
魚野川を渡り、実りが進む米どころ魚沼の水田地帯を抜けて…じわじわと高度を上げつつ「奥只見シルバーライン」との分岐へ。シルバーラインは奥只見ダム建設のために作られた元有料道路で、トンネルばかりが続くため二輪車は通行禁止となっています。それなのに、まっすぐ行く国道の方は急カーブだの転落事故多発だの、不安をあおる標識ばかり…自転車はまっすぐ行くしかないので、今更迷いもないのですが^^;
【実りが進む米どころの水田地帯】
【まっすぐの国道は急カーブに転落事故多発!?】
【どうしてもシルバーラインに行かせたいような分岐点】
シルバーラインとの分岐からしばらく行くと、大湯温泉の温泉街があります。ここを過ぎると、いよいよ枝折峠への峠越えのワインディング。スノーシェッドを抜けると、2車線合った道路幅も基本的に1車線に。時々待避所があるほかは、自動車同士のすれ違いも困難の狭隘路。以前は時間による一方通行の規制もあったほどで、こちらを通る車は登山客くらい。とはいえ自転車で走る分には問題なく、ややきつめな傾斜をぐいぐいと登っていきます。地元の方には練習コースとなっているのか、軽装なロード乗りの方が何台か僕のことを追い越していきますが…まだ先は長いしここで張り合っても仕方ないので、ペースを守ってゆっくりと登っていきます…。
【静かな大湯温泉の温泉街】
【温泉街の先にはスノーシェッド】
【いつの間にか1車線に…国道なのに】
【残雪が残る越後駒ヶ岳】
【地元のローディーには練習コースなのかな?】
シルバーラインとの分岐から1時間ちょっと、10:20頃に標高1,065mの「枝折峠」に到着。峠にはトイレと駐車場があって、登山客のクルマがたくさん停まっています。僕を追い抜いていったローディたちも休憩していますね。彼らはここで折り返すのでしょうが、僕はまだ先があるので、一休みのあと峠の先へと駆け下りていきます…。
【登ってきた道を振り返って…】
【傾斜が緩やかになって、峠まであとちょっと!】
【到着!枝折峠(標高1,065m)】
峠から先は長ーいスノーシェッドや文字通りカーブばかりのワインディングを下って…キャンプ場のある「銀山平」へ到着。さらにその先へ下っていって…奥只見湖のフェリー発着所へ。ここは樹海ラインでも数少ない補給ポイントのひとつでもあるのですが、まだ手持ちに余裕があるので先へと進みます…。
【長ーいスノーシェッド】
【越後三山を見上げる銀山平】
【福島方面は…通り抜けOKらしい^^】
【数少ない補給ポイントのひとつ、銀山平のフェリー発着所】
【大雨が降ると通行止…】
銀山平からはまた登りになり、奥只見湖の湖畔に沿って緩やかにアップダウンを繰り返していきます。しばらく走って、照明のない真っ暗な「グミ沢トンネル」を抜けると、樹海ラインはますます山深く「樹海」らしくなっていきます…。
【真っ暗な「グミ沢トンネル」】
【その2に続く】
新潟県の小出から福島県の会津高原を結ぶ「樹海ライン」は、「国道」より「酷道」が似合う、山深い山岳ルート。すれ違いが困難な1~1.5車線の細い道路が続き、水が流れる沢に橋を架けずに越える「洗い越し」も多数。山奥のため補給ポイントもほとんど無く、距離140km、獲得標高3,000m近い難ルートでもあります。
3年前の秋にMTBで走ったときは尾瀬ハイキングも兼ねて途中の檜枝岐村に一泊したのですが、今回はロードバイクなので一日で走る抜けることにしました。さて、無事に走りきれるかどうか…^^;
【樹海ライン第一の難所、枝折峠】
自宅近くの草加駅から始発電車でロードバイクを輪行、新幹線で浦佐駅まで行き上越線に乗り換えて…8時ちょっと前に新潟県南魚沼市の小出駅に到着。まだ標高はさほど高くないけど、朝早いせいか少しヒンヤリと感じますね。
駅前でロードバイクを組み立て、国道352号線に沿って、東に向けて走り始めます。途中のコンビニで、お昼ご飯のおにぎりと、補給食やおにぎりなどを多めに購入。この先、100km近く先の檜枝岐村まではほとんど補給ポイントがないので、ハンガーノックにでもなったら大変なのです…(´・ω・`)
【今日のスタート、新潟県南魚沼市の小出駅】
【魚野川を渡って…】
【雪国らしい、頑丈なアーケードと縦型の信号機】
魚野川を渡り、実りが進む米どころ魚沼の水田地帯を抜けて…じわじわと高度を上げつつ「奥只見シルバーライン」との分岐へ。シルバーラインは奥只見ダム建設のために作られた元有料道路で、トンネルばかりが続くため二輪車は通行禁止となっています。それなのに、まっすぐ行く国道の方は急カーブだの転落事故多発だの、不安をあおる標識ばかり…自転車はまっすぐ行くしかないので、今更迷いもないのですが^^;
【実りが進む米どころの水田地帯】
【まっすぐの国道は急カーブに転落事故多発!?】
【どうしてもシルバーラインに行かせたいような分岐点】
シルバーラインとの分岐からしばらく行くと、大湯温泉の温泉街があります。ここを過ぎると、いよいよ枝折峠への峠越えのワインディング。スノーシェッドを抜けると、2車線合った道路幅も基本的に1車線に。時々待避所があるほかは、自動車同士のすれ違いも困難の狭隘路。以前は時間による一方通行の規制もあったほどで、こちらを通る車は登山客くらい。とはいえ自転車で走る分には問題なく、ややきつめな傾斜をぐいぐいと登っていきます。地元の方には練習コースとなっているのか、軽装なロード乗りの方が何台か僕のことを追い越していきますが…まだ先は長いしここで張り合っても仕方ないので、ペースを守ってゆっくりと登っていきます…。
【静かな大湯温泉の温泉街】
【温泉街の先にはスノーシェッド】
【いつの間にか1車線に…国道なのに】
【残雪が残る越後駒ヶ岳】
【地元のローディーには練習コースなのかな?】
シルバーラインとの分岐から1時間ちょっと、10:20頃に標高1,065mの「枝折峠」に到着。峠にはトイレと駐車場があって、登山客のクルマがたくさん停まっています。僕を追い抜いていったローディたちも休憩していますね。彼らはここで折り返すのでしょうが、僕はまだ先があるので、一休みのあと峠の先へと駆け下りていきます…。
【登ってきた道を振り返って…】
【傾斜が緩やかになって、峠まであとちょっと!】
【到着!枝折峠(標高1,065m)】
峠から先は長ーいスノーシェッドや文字通りカーブばかりのワインディングを下って…キャンプ場のある「銀山平」へ到着。さらにその先へ下っていって…奥只見湖のフェリー発着所へ。ここは樹海ラインでも数少ない補給ポイントのひとつでもあるのですが、まだ手持ちに余裕があるので先へと進みます…。
【長ーいスノーシェッド】
【越後三山を見上げる銀山平】
【福島方面は…通り抜けOKらしい^^】
【数少ない補給ポイントのひとつ、銀山平のフェリー発着所】
【大雨が降ると通行止…】
銀山平からはまた登りになり、奥只見湖の湖畔に沿って緩やかにアップダウンを繰り返していきます。しばらく走って、照明のない真っ暗な「グミ沢トンネル」を抜けると、樹海ラインはますます山深く「樹海」らしくなっていきます…。
【真っ暗な「グミ沢トンネル」】
【その2に続く】
山深いところですね。
by hayazou2002 (2013-09-02 20:58)
> hayazou2002さん
ここまで来ると、戻るも進むも山の中。思う存分山中サイクリングが楽しめます^^
補給ポイントも少ないですが…。
by うかG (2013-09-03 07:37)