2014年三陸巡礼…【その2】 [自転車ツーリング]
【その1からの続き】
さて、気仙沼の宿で目覚めた5月4日、この旅の二日目。前日は塩竃、石巻、女川、南三陸から気仙沼と150kmほど走って、震災の被害や復興の状況など、観たもの、感じたもの…いろいろありすぎて整理がつかないけれど、今日は前からどうしても見たかったところもあるし、またまっさらな気持ちで走り始めることにします。
【陸前高田の復興の象徴、「奇跡の一本松」】
前日は夜になって雨も降って来ちゃったけど、この日は朝から快晴!一日いい天気に恵まれそうです。
気仙沼の宿を出発して、まずは県境を越えて岩手県の陸前高田を目指します。なお、国道はところどころ供用済みの自動車専用道路が無料で通れるようになっているけれど、自転車は通行禁止。新道はトンネルで一気に通過していくけれど、旧道は峠道。えっちらおっちらと峠越えしていきます。。。
【今日はいい天気に恵まれそう!】
【気仙沼の街を見下ろして】
【自転車は旧道…また峠コース。。。】
リアス式海岸に沿って高いところから見下ろすと…のどかな風景が広がっています。青い空と海、緑の大地と点在する民家…こういう景色を眺めるだけでも気分が安らいで、遠くまで来た甲斐があったなぁと思えますね。
県境を越えていよいよ岩手県に突入。陸戦高田市に入ります。。。
【青い空と海!】
【そして緑と民家ののどかな風景…】
【岩手県、陸前高田市に突入!】
陸前高田市に入って市街を目指していると、まず目に入ってくるのが巨大で真っ白な吊り橋。でもよく見ると道路や鉄道の橋となんだか違うような…そう、これは市街地のかさ上げに使う土砂を山から切り出して運搬するベルトコンベヤーが、川にかかる橋なのです。必要な土砂をトラックで運搬すると10年かかるところ、このコンベヤーなら2年ほどで済むのだそうで。市内小学生の公募で「希望のかけ橋」と命名されたこの橋、なんというか…復興の力強さを感じますね。
【川にかかる巨大な…つり橋?】
【それはかさ上げの土砂を運搬するための巨大なベルトコンベヤー!】
ベルトコンベヤーの「希望のかけ橋」をくぐった先には、「奇跡の一本松」。この旅で見たかったものの一つです。もともと高田松原は海沿いに何万本もの松が生い茂る名勝地だったのですが、東日本大震災で市街地とともに大津波に飲み込まれてなぎ倒されてしまいました。その中で唯一残ったのがこの一本松。その後海水に浸かったことにより枯死していることが解り、今残っているのは保存加工を施したモニュメントなのですが…その高い松をベルトコンベヤーのかけ橋とともに見上げると、被災地の方々の復興にかける気持ちが伝わってくるような気がします。。。
【震災の大津波にも耐えた「奇跡の一般松」】
【今では、保存加工されたモニュメントだけれど。。。】
【見上げると伝わってくる、復興への想い】
【復興進む、陸前高田の街】
陸前高田の街から、また旧道で峠を越えて…次の街、大船渡市へ。お昼過ぎに着いたところ、海の幸の物産店は大賑わい。またちょうどお祭りをやっていたのか、市内では山車も牽かれていて、こちらもなかなかの賑わいでした。やはり、活気があるのはいいことですね
【もう5月だけど…東北では八重桜が見頃!】
【旧道の通岡峠からは、大船渡湾を一望!】
【今日の目的地、宮古まではあと100kmか。。。】
【海産物屋さんは大賑わい!】
【大船渡の海を眺めながら…】
【お祭りで山車が出てて人もたくさん】
【大船渡の中心、盛駅のBRTホーム】
大船渡からはまた旧道の峠…大峠のちょっと古めな三陸トンネルを抜けると、道の駅三陸。ここで補給を済ませ、さらに街と街の間でアップダウンと旧道トンネルを繰り返し…16時前に釜石市に到着。ここは高校生の時に貧乏旅行で来たことがあって、しばらく滞在したので思い入れもあって街中を見ていきたかったんだけど…急がないとまた宿のチェックインに遅れて食事にありつけなくなりそうなので、沿道を眺めつつ先へと向かいます。。。
【またもや旧道…アップダウン多くて疲れるね。。。】
【ちょっと古そうな三陸トンネル】
【トンネルを抜けて新道に合流すると、道の駅さんりくが】
【津波の傷跡を見てくるとと複雑だけど、やっぱり海はキレイだよね。。。】
【続く防潮堤】
【釜石のシンボル、釜石大観音】
【20年ぶりの釜石でゆっくりしていきたいけど…先に行きます】
その後も大槌、山田と街と峠を繰り返し…ヘロヘロになりながらも最後のブナ峠を越えて津軽石川に沿って一気に下り、19:30過ぎに予約してあった宮古の「ルートイン宮古」に到着。「復興支援ホテル」として震災後にできたこのホテルは設備も良くて、大浴場でゆったり汗を流して夕食もレストランでしっかりいただき、ふかふかのベッドでぐっすり寝て…明日の三陸巡礼最終日、久慈かその先の八戸までか、最後の長旅に備えます。。。
【女遊部…「おなっぺ」?】
【吉里吉里トンネル…そういえば「吉里吉里人」って、どんな小説だったっけ?】
【昔、釜石から三陸鉄道で海水浴に来た浪板海岸】
【夕陽と山田の街並み】
…そういえば、きょうは1かいしかぱんくしなかった!ほめてほめて~♪(違
この日のルートはこちら↓
【その3に続く】
さて、気仙沼の宿で目覚めた5月4日、この旅の二日目。前日は塩竃、石巻、女川、南三陸から気仙沼と150kmほど走って、震災の被害や復興の状況など、観たもの、感じたもの…いろいろありすぎて整理がつかないけれど、今日は前からどうしても見たかったところもあるし、またまっさらな気持ちで走り始めることにします。
【陸前高田の復興の象徴、「奇跡の一本松」】
前日は夜になって雨も降って来ちゃったけど、この日は朝から快晴!一日いい天気に恵まれそうです。
気仙沼の宿を出発して、まずは県境を越えて岩手県の陸前高田を目指します。なお、国道はところどころ供用済みの自動車専用道路が無料で通れるようになっているけれど、自転車は通行禁止。新道はトンネルで一気に通過していくけれど、旧道は峠道。えっちらおっちらと峠越えしていきます。。。
【今日はいい天気に恵まれそう!】
【気仙沼の街を見下ろして】
【自転車は旧道…また峠コース。。。】
リアス式海岸に沿って高いところから見下ろすと…のどかな風景が広がっています。青い空と海、緑の大地と点在する民家…こういう景色を眺めるだけでも気分が安らいで、遠くまで来た甲斐があったなぁと思えますね。
県境を越えていよいよ岩手県に突入。陸戦高田市に入ります。。。
【青い空と海!】
【そして緑と民家ののどかな風景…】
【岩手県、陸前高田市に突入!】
陸前高田市に入って市街を目指していると、まず目に入ってくるのが巨大で真っ白な吊り橋。でもよく見ると道路や鉄道の橋となんだか違うような…そう、これは市街地のかさ上げに使う土砂を山から切り出して運搬するベルトコンベヤーが、川にかかる橋なのです。必要な土砂をトラックで運搬すると10年かかるところ、このコンベヤーなら2年ほどで済むのだそうで。市内小学生の公募で「希望のかけ橋」と命名されたこの橋、なんというか…復興の力強さを感じますね。
【川にかかる巨大な…つり橋?】
【それはかさ上げの土砂を運搬するための巨大なベルトコンベヤー!】
ベルトコンベヤーの「希望のかけ橋」をくぐった先には、「奇跡の一本松」。この旅で見たかったものの一つです。もともと高田松原は海沿いに何万本もの松が生い茂る名勝地だったのですが、東日本大震災で市街地とともに大津波に飲み込まれてなぎ倒されてしまいました。その中で唯一残ったのがこの一本松。その後海水に浸かったことにより枯死していることが解り、今残っているのは保存加工を施したモニュメントなのですが…その高い松をベルトコンベヤーのかけ橋とともに見上げると、被災地の方々の復興にかける気持ちが伝わってくるような気がします。。。
【震災の大津波にも耐えた「奇跡の一般松」】
【今では、保存加工されたモニュメントだけれど。。。】
【見上げると伝わってくる、復興への想い】
【復興進む、陸前高田の街】
陸前高田の街から、また旧道で峠を越えて…次の街、大船渡市へ。お昼過ぎに着いたところ、海の幸の物産店は大賑わい。またちょうどお祭りをやっていたのか、市内では山車も牽かれていて、こちらもなかなかの賑わいでした。やはり、活気があるのはいいことですね
【もう5月だけど…東北では八重桜が見頃!】
【旧道の通岡峠からは、大船渡湾を一望!】
【今日の目的地、宮古まではあと100kmか。。。】
【海産物屋さんは大賑わい!】
【大船渡の海を眺めながら…】
【お祭りで山車が出てて人もたくさん】
【大船渡の中心、盛駅のBRTホーム】
大船渡からはまた旧道の峠…大峠のちょっと古めな三陸トンネルを抜けると、道の駅三陸。ここで補給を済ませ、さらに街と街の間でアップダウンと旧道トンネルを繰り返し…16時前に釜石市に到着。ここは高校生の時に貧乏旅行で来たことがあって、しばらく滞在したので思い入れもあって街中を見ていきたかったんだけど…急がないとまた宿のチェックインに遅れて食事にありつけなくなりそうなので、沿道を眺めつつ先へと向かいます。。。
【またもや旧道…アップダウン多くて疲れるね。。。】
【ちょっと古そうな三陸トンネル】
【トンネルを抜けて新道に合流すると、道の駅さんりくが】
【津波の傷跡を見てくるとと複雑だけど、やっぱり海はキレイだよね。。。】
【続く防潮堤】
【釜石のシンボル、釜石大観音】
【20年ぶりの釜石でゆっくりしていきたいけど…先に行きます】
その後も大槌、山田と街と峠を繰り返し…ヘロヘロになりながらも最後のブナ峠を越えて津軽石川に沿って一気に下り、19:30過ぎに予約してあった宮古の「ルートイン宮古」に到着。「復興支援ホテル」として震災後にできたこのホテルは設備も良くて、大浴場でゆったり汗を流して夕食もレストランでしっかりいただき、ふかふかのベッドでぐっすり寝て…明日の三陸巡礼最終日、久慈かその先の八戸までか、最後の長旅に備えます。。。
【女遊部…「おなっぺ」?】
【吉里吉里トンネル…そういえば「吉里吉里人」って、どんな小説だったっけ?】
【昔、釜石から三陸鉄道で海水浴に来た浪板海岸】
【夕陽と山田の街並み】
…そういえば、きょうは1かいしかぱんくしなかった!ほめてほめて~♪(違
この日のルートはこちら↓
【その3に続く】
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