今年の「雪の回廊」!・・・【その3】 [自転車ツーリング]
【その2からの続き】
志賀草津道路も、「国道最高標高」の碑の先は、谷川連峰を正面に眺めつつちょっと下れば群馬と長野の県境「渋峠」。今年の「雪の回廊」の雪壁の高さはなかなかだったけど、渋峠にはどれくらい雪が残ってるのでしょうか・・・?
【谷川連峰を正面に・・・もうちょっとで「渋峠」!】
長野原草津口駅から登り始めて6時間、標高差約1600mを登り切って、標高2,172mの「渋峠」に到着。ここまで登ってきたクルマがたくさん止まってます。毎年の事ながら、峠は完全にスキー場と化していて、自転車なんぞで登ってきた僕は完全に場違い。それと、今年は渋峠登頂が4/25と例年よりちょっと早かったので、雪もたくさん残っていますね。渋峠ホテル前の「峠の碑」も、完全に雪に埋もれていました。。。
【クルマがいっぱい停まってる渋峠の駐車場】
【ようやく到着、標高2,172mの「渋峠」(峠の碑が雪に埋もれてるけど・・・^^;)】
【ちょうど県境の「渋峠ホテル」】
さて、道路を挟んで渋峠ホテルの反対側には「渋峠ロッジ」があるはずなのですが・・・雪に囲まれて見あたりません。よく見ると、雪の壁がちょっと低くなってるところがあったので乗り越えてみると・・・1m以上の積雪に、完全に埋もれていました(^^;。
横手山を見上げると、スキー場はまさにシーズンまっただ中といった感じで絶賛営業中。チケット売り場の人に話を聞くと、スキー客じゃなくてもリフトに乗って横手山の頂上まで登れるとの事。せっかくなので、自転車を置いて、リフト券を買って上まで登ってみる事にしました。
【渋峠ロッジはどこに・・・】
【1m以上の積雪に埋もれた渋峠ロッジ】
【横手山スキー場はシーズンまっただ中!】
さて、リフトに乗ろうとすると・・・係の方から「あれ、板は?」なんて言われてしまいました。ちょっとゴツいミッドカットの自転車用ビンディングシューズがスキーブーツに見えたのでしょうか。それにしても、今日の僕は8分丈のデニムクロップドパンツ履いてるというのに^^;
脚をブラブラさせながらしばらくリフトに揺られていると、10分ほどで頂上に到着。僕以外はスキーかスノボの客ばっかりだったので、いつも以上に僕の姿が浮いていましたね
【スキーリフトに乗り込んで・・・】
【スキー場に似合わないかカッコでリフトに揺られる事10分】
【標高2,305mの横手山のてっぺんに到着!】
リフトで登った先には「横手山頂ヒュッテ」があり、ここには日本で一番高いところにある「雲の上のパン屋さん」があります。実は、ここまで登ってきたのは、ここの美味しいパンが目当て。人気のパンシチュー「きのこ雲」は売り切れだったけど、美味しい山型パンと温かいココアでほっと一息。
【日本で一番高いところにある「雲の上のパン屋さん」】
【美味しい山型パンと温かいココアでほっと一息】
さて、帰りは・・・ゲレンデを下っていけばあっという間にふもとまで帰れそうだけど、自転車は渋峠に置いてきたままだし、第一そんな装備はないので、帰りもリフトに乗って下る事にします。そう言えば、スキーリフトで登った事はあっても、下るのは初めての経験かも^^;
【ここから長野側に下れば早そうだけど・・・】
【下りもスキーリフトで・・・】
渋峠まで戻ってきたあとは、自転車に乗り込んで長野側の志賀高原に向けてダウンヒル。点在する針葉樹に雪が降り積もった景色は、何とも厳かな感じがしますね。下りは漕がなくてもスピードが上がっていくので、快調に飛ばしていきますが・・・スノーシェッドの中は要注意。陽が当たらないので、路面が所々凍結しています。今日は氷雪用スパイクではなくオンロード用スリックタイヤなので、景色に見とれたままスピードを落とさずに突っ込んだら、間違いなくすっ転びます。。。(^^;
【今度は長野側へ志賀草津道路をダウンヒル】
【針葉樹の雪原をバックに・・・】
【長野の市街まで続く景色】
【要注意!路面凍結のスノーシェッド】
【ここからもリフトで横手山に登れる「横手山ドライブイン」】
連続するスノーシェッドを抜けたあとは一気に下って・・・標高1,600mあたりまで下ってくると、スキー場とともにホテルやロッジが点在しています。このあたり、群馬県側より長野側の「志賀高原」の方がリゾートとして開発が進んでいるようです。もっとも、群馬側には「殺生河原」があるくらい火山ガス濃度が濃いところがあるので仕方ないんでしょうが・・・。
間欠泉が立ち上る「ほたる温泉」や、「木戸池」などまだ凍ってる池が点在する高原地帯、弧を描いて一気に高度を下げるループ橋などを経て、渋峠から1時間ほどでふもとの湯田中・渋温泉郷まで下ってきました。
【長野側の雪の壁!】
【スキー場併設の志賀プリンスホテル】
【轟音とともに噴煙を上げる、ほたる温泉「平床大噴泉」】
【まだ凍ってる「木戸池」】
【大きく弧を描くループ橋】
渋峠越えでだいぶ汗をかいたので、日帰り温泉の「わくわくの湯」へ。ここは入浴料500円と格安なのに、お湯は湯の花が浮く源泉掛け流し。湯船は露天のみとシンプルな造りだけど、とってもいいお湯でした。
【格安だけど源泉掛け流しの「わくわくの湯」】
「わくわくの湯」で汗を流したあとは、湯田中の温泉街を抜けて・・・長野電鉄の湯田中駅に辿り着いて、本日のツーリングは終了。駅前で自転車を分解して輪行袋に詰めて・・・ちょっとレトロな長野電鉄の特急電車に乗り込んで、長野駅からは長野新幹線に乗り換えて・・・22時過ぎに埼玉の自宅に帰り着きました。
【夕暮れの湯田中温泉郷を抜けて・・・】
【今日の終着地、長野電鉄の湯田中駅】
【ちょっとレトロな長野電鉄特急】
と、かれこれ7回目の志賀草津道路でしたが、素晴らしい風景にはやっぱり何度走っても飽きる事のない新鮮な感動を覚えますね。それと、スッキリ青空の下のひんやり凛とした今年の「雪の回廊」は、今までで最高の景色だったのではないかと思います。
東京近辺からでもちょっと足を伸ばせば味わえる標高2,000m超の雲上の世界・・・違う季節にもまた来たいですね^^。
↓今回のルートはこちら
志賀草津道路も、「国道最高標高」の碑の先は、谷川連峰を正面に眺めつつちょっと下れば群馬と長野の県境「渋峠」。今年の「雪の回廊」の雪壁の高さはなかなかだったけど、渋峠にはどれくらい雪が残ってるのでしょうか・・・?
【谷川連峰を正面に・・・もうちょっとで「渋峠」!】
長野原草津口駅から登り始めて6時間、標高差約1600mを登り切って、標高2,172mの「渋峠」に到着。ここまで登ってきたクルマがたくさん止まってます。毎年の事ながら、峠は完全にスキー場と化していて、自転車なんぞで登ってきた僕は完全に場違い。それと、今年は渋峠登頂が4/25と例年よりちょっと早かったので、雪もたくさん残っていますね。渋峠ホテル前の「峠の碑」も、完全に雪に埋もれていました。。。
【クルマがいっぱい停まってる渋峠の駐車場】
【ようやく到着、標高2,172mの「渋峠」(峠の碑が雪に埋もれてるけど・・・^^;)】
【ちょうど県境の「渋峠ホテル」】
さて、道路を挟んで渋峠ホテルの反対側には「渋峠ロッジ」があるはずなのですが・・・雪に囲まれて見あたりません。よく見ると、雪の壁がちょっと低くなってるところがあったので乗り越えてみると・・・1m以上の積雪に、完全に埋もれていました(^^;。
横手山を見上げると、スキー場はまさにシーズンまっただ中といった感じで絶賛営業中。チケット売り場の人に話を聞くと、スキー客じゃなくてもリフトに乗って横手山の頂上まで登れるとの事。せっかくなので、自転車を置いて、リフト券を買って上まで登ってみる事にしました。
【渋峠ロッジはどこに・・・】
【1m以上の積雪に埋もれた渋峠ロッジ】
【横手山スキー場はシーズンまっただ中!】
さて、リフトに乗ろうとすると・・・係の方から「あれ、板は?」なんて言われてしまいました。ちょっとゴツいミッドカットの自転車用ビンディングシューズがスキーブーツに見えたのでしょうか。それにしても、今日の僕は8分丈のデニムクロップドパンツ履いてるというのに^^;
脚をブラブラさせながらしばらくリフトに揺られていると、10分ほどで頂上に到着。僕以外はスキーかスノボの客ばっかりだったので、いつも以上に僕の姿が浮いていましたね
【スキーリフトに乗り込んで・・・】
【スキー場に似合わないかカッコでリフトに揺られる事10分】
【標高2,305mの横手山のてっぺんに到着!】
リフトで登った先には「横手山頂ヒュッテ」があり、ここには日本で一番高いところにある「雲の上のパン屋さん」があります。実は、ここまで登ってきたのは、ここの美味しいパンが目当て。人気のパンシチュー「きのこ雲」は売り切れだったけど、美味しい山型パンと温かいココアでほっと一息。
【日本で一番高いところにある「雲の上のパン屋さん」】
【美味しい山型パンと温かいココアでほっと一息】
さて、帰りは・・・ゲレンデを下っていけばあっという間にふもとまで帰れそうだけど、自転車は渋峠に置いてきたままだし、第一そんな装備はないので、帰りもリフトに乗って下る事にします。そう言えば、スキーリフトで登った事はあっても、下るのは初めての経験かも^^;
【ここから長野側に下れば早そうだけど・・・】
【下りもスキーリフトで・・・】
渋峠まで戻ってきたあとは、自転車に乗り込んで長野側の志賀高原に向けてダウンヒル。点在する針葉樹に雪が降り積もった景色は、何とも厳かな感じがしますね。下りは漕がなくてもスピードが上がっていくので、快調に飛ばしていきますが・・・スノーシェッドの中は要注意。陽が当たらないので、路面が所々凍結しています。今日は氷雪用スパイクではなくオンロード用スリックタイヤなので、景色に見とれたままスピードを落とさずに突っ込んだら、間違いなくすっ転びます。。。(^^;
【今度は長野側へ志賀草津道路をダウンヒル】
【針葉樹の雪原をバックに・・・】
【長野の市街まで続く景色】
【要注意!路面凍結のスノーシェッド】
【ここからもリフトで横手山に登れる「横手山ドライブイン」】
連続するスノーシェッドを抜けたあとは一気に下って・・・標高1,600mあたりまで下ってくると、スキー場とともにホテルやロッジが点在しています。このあたり、群馬県側より長野側の「志賀高原」の方がリゾートとして開発が進んでいるようです。もっとも、群馬側には「殺生河原」があるくらい火山ガス濃度が濃いところがあるので仕方ないんでしょうが・・・。
間欠泉が立ち上る「ほたる温泉」や、「木戸池」などまだ凍ってる池が点在する高原地帯、弧を描いて一気に高度を下げるループ橋などを経て、渋峠から1時間ほどでふもとの湯田中・渋温泉郷まで下ってきました。
【長野側の雪の壁!】
【スキー場併設の志賀プリンスホテル】
【轟音とともに噴煙を上げる、ほたる温泉「平床大噴泉」】
【まだ凍ってる「木戸池」】
【大きく弧を描くループ橋】
渋峠越えでだいぶ汗をかいたので、日帰り温泉の「わくわくの湯」へ。ここは入浴料500円と格安なのに、お湯は湯の花が浮く源泉掛け流し。湯船は露天のみとシンプルな造りだけど、とってもいいお湯でした。
【格安だけど源泉掛け流しの「わくわくの湯」】
「わくわくの湯」で汗を流したあとは、湯田中の温泉街を抜けて・・・長野電鉄の湯田中駅に辿り着いて、本日のツーリングは終了。駅前で自転車を分解して輪行袋に詰めて・・・ちょっとレトロな長野電鉄の特急電車に乗り込んで、長野駅からは長野新幹線に乗り換えて・・・22時過ぎに埼玉の自宅に帰り着きました。
【夕暮れの湯田中温泉郷を抜けて・・・】
【今日の終着地、長野電鉄の湯田中駅】
【ちょっとレトロな長野電鉄特急】
と、かれこれ7回目の志賀草津道路でしたが、素晴らしい風景にはやっぱり何度走っても飽きる事のない新鮮な感動を覚えますね。それと、スッキリ青空の下のひんやり凛とした今年の「雪の回廊」は、今までで最高の景色だったのではないかと思います。
東京近辺からでもちょっと足を伸ばせば味わえる標高2,000m超の雲上の世界・・・違う季節にもまた来たいですね^^。
↓今回のルートはこちら
うかGさん、こんにちは。
遅くなりましたが、素敵なレポを何度も読み返しています。GWに行くとのことでしたが、まさか4月とは(笑)。人も少ないし雪も多いし。
今回はリフトにも乗って横手山山頂ですか。確か日本で一番高所にある常設スキーリフトだったと思いますよ。
志賀高原は多数の池があって志賀草津道路の横にもたくさんあって湿原とかきれいな熊笹とか・・・。
うかGさんと渋峠で待ち合わせ、翌日は志賀高原ポタなんて良さそうですが、そんな贅沢したら家族に怒られてしまいます。
もう20年以上前のこと、山田峠の碑(文字も書いてあった頃)と一緒に写っている美少年(?)の写真があるので実家で探しているのですがなかなか見つかりませんよ。。。
次はどこですか?また楽しみにしています。
僕は近場ばかり走っていますが、時間とその他いろいろがクリアになるのなら大町(仁科三湖)~白馬路に行きたいですね。田植え直後と残雪の山で本当に癒されるでしょう。
by キク (2010-05-15 19:26)
キクさん、こんばんは。返事遅くなって申し訳ないです。
今回は「人も少ないし雪も多いし」コレに尽きますね^^。
やっぱり「雪の回廊」は、開通直後GW突入前が最高です。
ただ、日帰りで登りも下りも急ぎになっちゃったのが残念。志賀高原に一泊してもう少し楽しめれば良かったのですけれど。
僕にも、20年ほど前の日光いろは坂を登り切ったばかりの少年の写真が実家に残ってるはずなんですが・・・どこいったんでしょうねえ^^;
最近東京は暑くて・・・明日あたり、どこか思いっきり涼しいところにいこうかと思ってます^^。
by うかG (2010-05-22 01:00)