多摩川の源流を求めて、笠取山へ…。 [登山記]
2週間ほど前の5月17日(土)、職場の仲間達と山梨県の「笠取山」を登ってきました。笠取山は、東京都を潤す多摩川の源流として知られている山。晴天の元、東京で育った僕らのルーツを探す旅に行ってきました。
【笠取山名物、頂上直前の直登区間】
今回の登山メンバーは6人。駅から登山口はかなり遠いので、ワンボックスのレンタカーを借りて朝早くに出発。中央高速から勝沼インターを降り、いつも自転車で登る柳沢峠を越えて…国道411号大菩薩ラインから林道に入って、笠取山登山口の一ノ瀬高原に到着。車を駐めて準備し、午前9:30ごろにいざ登山道へ。まぁ僕のカッコはいつも通り、自転車ジャージなのですが^^;
【いよいよ、笠取山の登山道へ!】
登山道はしばらく、多摩川上流のせせらぎに沿って緩やかに登っていきます。目指す頂上は2,000m近いけど、今回はスタート地点が1,300mもあるので、こんなのものなのでしょうか。とはいえ、序盤があまりに緩やかだと後半が怖いのですが…^^;
時々木橋で渡る多摩川上流の流れはとっても澄んでいて、川底がそのまま透けて見えるほど。この美しい流れが、東京都民を潤してくれる母なる川へとつながっているのですね。
【水源地ふれあいの道】
【澄んだ川の流れは、川底が透けて見えるほど】
【木橋でせせらぎを渡って…】
一休坂方面への分岐を経て、せせらぎの音をBGMにしばらく登って…ちょっと急になって川の流れから離れたかなと思う頃、登りはじめから1時間ほどで「ヤブ沢峠」に到着。登山地図の標準タイムでは1時間半以上かかるハズなのに、思いの外早く着いてしまいましたね^^。
緩やかな道をさらに15分ほど登って、「笠取小屋」に到着。お昼にするにはまだちょっと早いので、一休みして山頂を目指します。
【一休坂方面への分岐】
【川のせせらぎを聞きながら…】
【少ーし道も急になったかな?】
【意外に早く、「ヤブ沢峠」に到着】
【さらに15分ほど登って…】
【笠取小屋に到着!】
笠取小屋から少し行くと、「小さな分水嶺」という小高い丘があります。登ってみると三方向に分かれた碑があって、ここから流れ落ちる水がそれぞれ「多摩川」「荒川」「富士川」になるとのこと。多摩川と荒川が同じ水源なのはわかるけど、富士川までも一緒とは…富士山から流れてくるのかと思ってました^^;
分水嶺から振り返ると、青空の下に富士山がクッキリと見えます。皆で記念撮影を済ませて、その先の山頂へと向かいます。。。
【「小さな分水嶺」】
【小高い丘を登って…】
【「多摩川」「荒川」「富士川」の分水嶺】
【ほんのちょっと違ったところに落ちた雨水が、それぞれ違う川に。。。】
【振り返ると、富士山がクッキリ!】
「小さな分水嶺」の丘を降りると、目の前に急峻な上り坂が。これが笠取山名物の、頂上直前の直登ですね。標高差は100mほどですが、あとでGPSデータを見てみたら最大勾配は74.8%!平均勾配でも47.2%ありました。
あまりのキツさに黙々と登ること10分ほど…ようやく、笠取山の山頂広場に到着。先に登っていた登山客で賑わっていますね。振り返ると富士山のほか、まだ雪をかぶった南アルプスも見えます。この景色、頑張って登ってきた甲斐があったというものです^^
ただ、本当の山頂はもう少し先。写真を撮って一休みしたあと、さらにガレガレな登山道へと向かいます…。
【目の前には笠取山名物の直登!】
【青空へ向かってぐいぐいと登って…】
【黙々と登ること10分ほど、なんとか登頂!】
【富士山もバッチリ!】
【南アルプスもよく見えますね】
さっきの山頂広場からガレガレの登山道を行き、1,953mの笠取山山頂の碑に到着。とはいえここは狭くて…だからさっきの広場に人がたくさんいたのですね。。。
【ここからはガレガレの登山道】
【ここが笠取山のホントの山頂(1,953m)】
さらに登山道を歩き、多摩川源流の「水干」に到着。ここは神社の跡らしく、頭上に碑が建っていて、「最初の一滴」を溜めるくぼみがありました。最近天気が良かったせいか、水も少なくて「最初の一滴」は残念ながら見られずでした…。
【さらにガレガレの登山道を行くと…】
【ここが多摩川の源流「水干」】
【頭上には祠の跡らしきものが】
【これが多摩川の源流…残念ながら「ひとしずく」は見られず】
水干をあとにして、別ルートで戻っていくと、途中に「多摩川の最初の流れが見られます」の文字が。ルートを外れて少し下らないといけないみたいだけど、ここまで来たからには「最初の流れ」を見ないことにはね!と、迷うことなく「水場道」を下っていきます。
【「最初の流れ」!】
すると、その先に見えたのは…
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なんと、その先にあったのは大きな雪の塊。耳を澄ますと、雪の下で雪解け水(?)がちょろちょろと流れているのが聞こえます。もっと下まで下れば「最初の流れ」が見られるのでしょうが…アイゼンも持ってきてないし、どこから崩れるかわからない雪の塊、この先進むのは無理そう。そんなわけで、今回見られた「多摩川の源」は雪の塊でした。。。
気を取り直して笠取小屋に戻り、ジェットボイルでお湯を沸かして昼食タイム。本格的な調理用具までは持ってきてないけど、こういうところで食べるインスタント食品はなぜかとっても美味しく感じるのですよね
【笠取小屋まで戻ってきました】
【お湯を沸かして昼食タイム!】
お昼を食べてゆっくりしたあとは、いよいよ下山。帰りは急だ、といわれた「一休坂」ルートを通ってみましたが、それほどでもなかったような…15:00前に、車を駐めた一ノ瀬高原に無事に帰ってきました。
【多摩川の流れと一緒に下って…】
【「一休坂」も、それほど急でもないような。。。】
【舗装路が見えてきました】
【無事に下山完了!】
下山後は、奥多摩方面へ車を走らせ、道の駅併設の丹波山温泉「のめこい湯」へ。露天風呂で汗と疲れをゆっくりと流して…温泉上がりに売店でいつものようにソフトクリームを注文してたら、気がつけば皆の手には生ビールのジョッキが!まぁ僕は飲まないから良いんだけど、これで帰りの運転も僕で決定という…
その後、青梅市内でガッツリと打ち上げして帰り着きました。。。
【丹波山温泉「のめこい湯」】
【ソフトクリーム注文してたら、皆の手には生ビールが!】
【青梅市内で、唐揚げ中心にガッツリと打ち上げ…】
【デザートもずっしり重くて、「旨重い」。。。】
↓今回の登山ルートはこちら
【笠取山名物、頂上直前の直登区間】
今回の登山メンバーは6人。駅から登山口はかなり遠いので、ワンボックスのレンタカーを借りて朝早くに出発。中央高速から勝沼インターを降り、いつも自転車で登る柳沢峠を越えて…国道411号大菩薩ラインから林道に入って、笠取山登山口の一ノ瀬高原に到着。車を駐めて準備し、午前9:30ごろにいざ登山道へ。まぁ僕のカッコはいつも通り、自転車ジャージなのですが^^;
【いよいよ、笠取山の登山道へ!】
登山道はしばらく、多摩川上流のせせらぎに沿って緩やかに登っていきます。目指す頂上は2,000m近いけど、今回はスタート地点が1,300mもあるので、こんなのものなのでしょうか。とはいえ、序盤があまりに緩やかだと後半が怖いのですが…^^;
時々木橋で渡る多摩川上流の流れはとっても澄んでいて、川底がそのまま透けて見えるほど。この美しい流れが、東京都民を潤してくれる母なる川へとつながっているのですね。
【水源地ふれあいの道】
【澄んだ川の流れは、川底が透けて見えるほど】
【木橋でせせらぎを渡って…】
一休坂方面への分岐を経て、せせらぎの音をBGMにしばらく登って…ちょっと急になって川の流れから離れたかなと思う頃、登りはじめから1時間ほどで「ヤブ沢峠」に到着。登山地図の標準タイムでは1時間半以上かかるハズなのに、思いの外早く着いてしまいましたね^^。
緩やかな道をさらに15分ほど登って、「笠取小屋」に到着。お昼にするにはまだちょっと早いので、一休みして山頂を目指します。
【一休坂方面への分岐】
【川のせせらぎを聞きながら…】
【少ーし道も急になったかな?】
【意外に早く、「ヤブ沢峠」に到着】
【さらに15分ほど登って…】
【笠取小屋に到着!】
笠取小屋から少し行くと、「小さな分水嶺」という小高い丘があります。登ってみると三方向に分かれた碑があって、ここから流れ落ちる水がそれぞれ「多摩川」「荒川」「富士川」になるとのこと。多摩川と荒川が同じ水源なのはわかるけど、富士川までも一緒とは…富士山から流れてくるのかと思ってました^^;
分水嶺から振り返ると、青空の下に富士山がクッキリと見えます。皆で記念撮影を済ませて、その先の山頂へと向かいます。。。
【「小さな分水嶺」】
【小高い丘を登って…】
【「多摩川」「荒川」「富士川」の分水嶺】
【ほんのちょっと違ったところに落ちた雨水が、それぞれ違う川に。。。】
【振り返ると、富士山がクッキリ!】
「小さな分水嶺」の丘を降りると、目の前に急峻な上り坂が。これが笠取山名物の、頂上直前の直登ですね。標高差は100mほどですが、あとでGPSデータを見てみたら最大勾配は74.8%!平均勾配でも47.2%ありました。
あまりのキツさに黙々と登ること10分ほど…ようやく、笠取山の山頂広場に到着。先に登っていた登山客で賑わっていますね。振り返ると富士山のほか、まだ雪をかぶった南アルプスも見えます。この景色、頑張って登ってきた甲斐があったというものです^^
ただ、本当の山頂はもう少し先。写真を撮って一休みしたあと、さらにガレガレな登山道へと向かいます…。
【目の前には笠取山名物の直登!】
【青空へ向かってぐいぐいと登って…】
【黙々と登ること10分ほど、なんとか登頂!】
【富士山もバッチリ!】
【南アルプスもよく見えますね】
さっきの山頂広場からガレガレの登山道を行き、1,953mの笠取山山頂の碑に到着。とはいえここは狭くて…だからさっきの広場に人がたくさんいたのですね。。。
【ここからはガレガレの登山道】
【ここが笠取山のホントの山頂(1,953m)】
さらに登山道を歩き、多摩川源流の「水干」に到着。ここは神社の跡らしく、頭上に碑が建っていて、「最初の一滴」を溜めるくぼみがありました。最近天気が良かったせいか、水も少なくて「最初の一滴」は残念ながら見られずでした…。
【さらにガレガレの登山道を行くと…】
【ここが多摩川の源流「水干」】
【頭上には祠の跡らしきものが】
【これが多摩川の源流…残念ながら「ひとしずく」は見られず】
水干をあとにして、別ルートで戻っていくと、途中に「多摩川の最初の流れが見られます」の文字が。ルートを外れて少し下らないといけないみたいだけど、ここまで来たからには「最初の流れ」を見ないことにはね!と、迷うことなく「水場道」を下っていきます。
【「最初の流れ」!】
すると、その先に見えたのは…
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なんと、その先にあったのは大きな雪の塊。耳を澄ますと、雪の下で雪解け水(?)がちょろちょろと流れているのが聞こえます。もっと下まで下れば「最初の流れ」が見られるのでしょうが…アイゼンも持ってきてないし、どこから崩れるかわからない雪の塊、この先進むのは無理そう。そんなわけで、今回見られた「多摩川の源」は雪の塊でした。。。
気を取り直して笠取小屋に戻り、ジェットボイルでお湯を沸かして昼食タイム。本格的な調理用具までは持ってきてないけど、こういうところで食べるインスタント食品はなぜかとっても美味しく感じるのですよね
【笠取小屋まで戻ってきました】
【お湯を沸かして昼食タイム!】
お昼を食べてゆっくりしたあとは、いよいよ下山。帰りは急だ、といわれた「一休坂」ルートを通ってみましたが、それほどでもなかったような…15:00前に、車を駐めた一ノ瀬高原に無事に帰ってきました。
【多摩川の流れと一緒に下って…】
【「一休坂」も、それほど急でもないような。。。】
【舗装路が見えてきました】
【無事に下山完了!】
下山後は、奥多摩方面へ車を走らせ、道の駅併設の丹波山温泉「のめこい湯」へ。露天風呂で汗と疲れをゆっくりと流して…温泉上がりに売店でいつものようにソフトクリームを注文してたら、気がつけば皆の手には生ビールのジョッキが!まぁ僕は飲まないから良いんだけど、これで帰りの運転も僕で決定という…
その後、青梅市内でガッツリと打ち上げして帰り着きました。。。
【丹波山温泉「のめこい湯」】
【ソフトクリーム注文してたら、皆の手には生ビールが!】
【青梅市内で、唐揚げ中心にガッツリと打ち上げ…】
【デザートもずっしり重くて、「旨重い」。。。】
↓今回の登山ルートはこちら
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